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着々と料理を完成させていく颯太くんの横で一人苦戦中
そんな私をみた彼は“手伝おうか？”と声をかけてくれたけど、“私も料理の一つや二つくらいできるし”と軽率にお断りした
“どうだか”と笑う颯太くんに勝手にムキになる
でもやっぱりスムーズにいかなくて、もっとお母さんに教わってればなぁ、、、なんて今更後悔しても遅いけどね
まな板の上にこれから切る食材を置いてそんなことを考えていたらお湯が沸いてしまった
ヤバい早く切らなきゃ
「…いっ、た、、、！」
内村「どした？？」
「指………」
作るのを中断して私の方に来てくれた颯太くんにだんだんと血が滲み出す指を見せる
内村「あーあもう、痛いっしょ、ここ抑えといて？」
そう言って止血するために私の手に触れた
そこに私が自分の右手を重ねると、颯太くんは手を離して絆創膏を取りに行ってくれた
ドキドキが止まらなかった
私はこれだけでも意識しちゃうのに、向こうは無意識なんだろうななんて考えたら少し寂しくなる
内村「気をつけなきゃダメでしょ？」
「ごめんなさい、、」
そう言って、切れた部分に触れないよう優しく絆創膏を貼ってくれた
内村「はいできた。あとは俺やるからいいよ」
「でも」
内村「可愛い女の子にこれ以上怪我させらんない」
背を向けた颯太くんはすぐに料理を再開した
これも無意識、か……。
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ふーか - 続きがすごくみたいです！更新待ってます！ (2021年5月10日 8時) (
レス) id: c4a626600f (このIDを非表示/違反報告)
ズズ - とても面白いです！！続き楽しみにしてます！！！ (2020年11月21日 19時) (レス) id: 9ade0148b3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：m | 作成日時：2020年10月13日 22時
