moon house (ページ33)

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☾

アイスを食べ終えてジェットコースターのところまで戻ると、ちょうど5人も降りてきた

さっきまで隣にいた彼女を見ると“俺Aちゃんと乗りたかったな～”なんてもう黒ちゃんに絡まれてる

俺はこういう時にいけないタイプ

遠目からみていると湧が俺の方に来た

元木「どうだった？」

内村「それ普通俺が聞くんじゃねーの？」

元木「ちげぇわ」

内村「あ～ジェットコースターの話かと思った」

話し終わると、湧は“やるじゃん”と笑った

元木「それはもう颯太が一歩リードじゃん」

内村「え？あぁ…」

俺は勝手に黒ちゃんがAちゃんのことを好きだと思ってた、やっぱり湧もそう思ってんのか

元木「俺応援してるから」

内村「ありがとう」

はたから聞いたら、ちょっと言葉が足りない会話に感じるかもしれないけど、俺らにはこれで十分だった