6話 バレー部見に行く ページ6
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その日はいつもより暑くなるという予報があったためか、教室の冷房は特別に強く効いている。
「研磨、たすけて。 さむいよ」
半袖のシャツに上着を持たない全身夏服モードのAは、この冷気に対抗する術もなく震えていた。
「貸せるやつなんでもいいから、上着ないの？」
「部活のジャージしかないよ」
「いい、それでいい！ 恵んでください……」
「でも練習の後着たやつだから、あんまり綺麗じゃない」
「別に気にならないって。 放課後までに返すよ」
研磨から、赤のジャージを拝借する。
すんと鼻を鳴らすと、研磨の匂いがした。
「ねー、めっちゃこれ研磨の匂い」
「ちょっと嗅がないでよ……。 ていうか、嫌ならやっぱり返して」
「嫌じゃない！ 臭くない！ どうか剥ぎ取らないでくだサイ」
ひっしとジャージを掴み、Aは一日中それを着て過ごした。
__計画性のなさとか、不注意とか、そういった欠点がAにはある。
「…………あ、ジャージ！？」
研磨から借りたジャージを脱ぎ忘れ、その状態で校門を出てしまった。
ーーー放課後までに返すね
自分から彼に言った言葉を思い出す。
まさか、有言不実行。
(バレー部って、もう練習始まってるよね？)
音駒高校のバレー部は、県内でも優秀な成績を修めるチームだと聞いたことがある。
__今までどうしてここに興味を持たなかったのだろう？
あの研磨が、運動
あの無気力が、真面目にスポーツ
きっと面白いに違いない！ 今までの彼はその鱗片すら見せなかったので、盲点だった。
(これは、見に行く一択！)
しめしめ、どんな風にからかってやろう？
Aは足早にバレー部が使用する体育館へ行き、開放された入口からコートを見た。
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まめ - 番外編…だ、と……？！ありがとうございますｯｯｯ！！！ (4月23日 16時) (
レス) @page47 id: 99eca05f77 (このIDを非表示/違反報告)
涼夏 - 待ってましたぁ！！！ありがとうございます。いやー新学期始まって癒しがなかったもんですからありがたやっ！！ (4月21日 22時) (レス) @page47 id: b5371def11 (このIDを非表示/違反報告)
食べる(プロフ) - なゆちさん» 初めてコメントしてくださったときのこと、覚えています！当初は夢ジャンルに復帰したばかりでしたので、すごく丁寧で温かいあの一言が心に沁みてました🙏毎度、ありがとうございます！ (4月21日 18時) (レス) id: 52b293a903 (このIDを非表示/違反報告)
食べる(プロフ) - 涼夏さん» こちらこそ、そう言って頂けて嬉しいです。長い間、読んでくださりありがとうございます！日頃の癒しになれたのであれば、良かったです🙏 (4月21日 18時) (レス) @page47 id: 52b293a903 (このIDを非表示/違反報告)
なゆち(プロフ) - 完結おめでとうございます🎉初めてのコメントをしてから約一ヶ月も経っていて、少しびっくりしちゃいました笑食べるさま、とてもかわいい研磨くんの素敵なお話をありがとうございました><次の作品も楽しみに待ってます💞 (4月9日 5時) (レス) id: 782e12ed33 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：食べる | 作成日時：2024年3月7日 17時
