43話 ページ43
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「研磨ごめんね、私バカだから、研磨のことを恋人にも親友にも定義できない。 だって、研磨のこと好きなんだけど、断言出来る。 これはきっと恋じゃない。」
「うん、それは分かってる。 Aはおれを異性として見てないでしょ」
分かってるって、そりゃそうだよな。
あんたは私のこと全部知ってる。 そして、今この瞬間ですら、盤上を制しているのは私ではなく研磨なのだ。
バチリ、Aは研磨と目が合う。
これから私が何を言うか、研磨は分かっている。 彼が、そうなるように仕向けたのだから。
「____そう。 私、孤爪研磨そのものが好き！ だからこそ研磨は研磨として、これから先も私の隣にいて欲しい。 あんたを繋ぎ留める手段として……一番であり続ける確証として、私は研磨と付き合いたい。」
自分たちの関係は、恋人の二文字で括れるものではない。
“Aと研磨”、として、そう扱いたかった。
研磨の様子を伺うと、彼はしたり顔で笑う。
ほら、やっぱり、想定通りなんだね。
「……それ、Aから言うだろうなと思って、待ってた。」
「でしょうね。 で、返事は」
「____そんなの、いいに決まってるじゃん。 誰かと隣合うなら、それは絶対にAでないとダメだよ、おれ。」
研磨の言葉を聞き、Aは勢いよく抱きついた。 バランスが崩れそうになるが、これしきのことで崩れる彼ではない。 しっかり、確実に受け止める。
運命的な出会いとは、幼馴染とか、恋人とか、良き理解者とか、様々な形がそこにはある。
自由な世の中だ。
彼らのような、名前をつけない……だが、お互いを一番として想い合う関係性も、あって良いのではなかろうか。
完結
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まめ - 番外編…だ、と……？！ありがとうございますｯｯｯ！！！ (4月23日 16時) (
レス) @page47 id: 99eca05f77 (このIDを非表示/違反報告)
涼夏 - 待ってましたぁ！！！ありがとうございます。いやー新学期始まって癒しがなかったもんですからありがたやっ！！ (4月21日 22時) (レス) @page47 id: b5371def11 (このIDを非表示/違反報告)
食べる(プロフ) - なゆちさん» 初めてコメントしてくださったときのこと、覚えています！当初は夢ジャンルに復帰したばかりでしたので、すごく丁寧で温かいあの一言が心に沁みてました🙏毎度、ありがとうございます！ (4月21日 18時) (レス) id: 52b293a903 (このIDを非表示/違反報告)
食べる(プロフ) - 涼夏さん» こちらこそ、そう言って頂けて嬉しいです。長い間、読んでくださりありがとうございます！日頃の癒しになれたのであれば、良かったです🙏 (4月21日 18時) (レス) @page47 id: 52b293a903 (このIDを非表示/違反報告)
なゆち(プロフ) - 完結おめでとうございます🎉初めてのコメントをしてから約一ヶ月も経っていて、少しびっくりしちゃいました笑食べるさま、とてもかわいい研磨くんの素敵なお話をありがとうございました><次の作品も楽しみに待ってます💞 (4月9日 5時) (レス) id: 782e12ed33 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：食べる | 作成日時：2024年3月7日 17時
