世界で一番大切にします【JN】 (ページ20)

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JM「…で、Aちゃんの寝相が悪くてヒョンがリビングで寝たってこと？」

Y「そう。」

H「Aちゃんて寝相悪いの？そうは見えないけど。」

Y「あー悪い悪い。最悪だよ。」

JK「えーでも毎日これじゃあユンギヒョン疲れ溜まらない？俺のベッド大きめだから交換してあげようか？」

Y「や、いい。」

JK「即答！」

Y「やーやーやーお前らが気にする事ない。今日はちゃんとベッドで寝るから心配するな。」

ユンギヒョンはがたり、と席を立つと自分の食器をシンクに置いて自分の部屋に入ってしまった。

昨日遅かった分今日は昼前に出発だから、今から寝直すのかな？

じ、とジンヒョンを確認。
ヒョンは相変わらずぽけっとしながらお粥を口に運ぶ。
きっとまたAちゃんの事考えてるんだろうな。

JM「今日のご飯も美味しかったぁ。」

JK「ジミニヒョン今日も良く食べましたね。」

JM「なんかさぁ、朝起きて朝ごはん楽しみになってきたんだよね。」

RM「お前たちAちゃんはお客様だぞ？作ってもらえるのが当たり前みたいに言うんじゃない。」

JM「わかってるよ、でも正直嬉しいんだもん。こういう優しい味の手料理。」

JK「ナムヒョンもおかわりしてたじゃないですか。あ、スープこぼしてますよ。」

RM「美味いんだから仕方ないだろう？本当は全部食べても良かったんだぞ？」

JK「ごめんなさい、それは勘弁してください。」

T「…ジニヒョン？」

ぎゃあぎゃあじゃれ合うみんなをよそ目に、こそっとジニヒョンの顔を覗き込む。

JN「ん？あ？」

T「どうしたんです？昨日よりはるかにぼーっとしてますよ？」

JN「…テヒョン……どうしてユンギは昨日リビングで寝たのかな…。」

T「え…。」

JN「一昨日は普通に寝てたし、なんかこう…寝相の話なんて…後付けみたいに聞こえて…。あー本当俺…最低だな。」

1人で悩んで1人で答えを出すのをぶち切って、ジニヒョンもユンギヒョンと同じように部屋に入ってしまった。

これは案外、厄介かもしれない。

確かに俺もちょっと引っかかってたから。

でもそれは多分、Aちゃんを意識してるジニヒョンとそれを知ってる俺にしかわからない、些細な事…だと思う。