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T「ユンギヒョン、そんなに時計見ても時間は早く進みませんよ。」
Y「うるさい。」
ユンギヒョンが可愛い。
あからさまにそわそわとケータイやら時計やらとにらめっこ。
こんなヒョン見たことない。
T「Aちゃん可愛いですね。」
Y「やーお前手出したらどうなるかわかってんだろうな。」
T「わかってるから出しません。」
処されるよね、ヒョンに。
知ってる知ってる。
T「単に可愛いって、褒めてるだけです。」
Y「…まぁな。」
ぷぷ、可愛いのはユンギヒョンもですけどね。
T「Aちゃんに会ったのはいつ頃ですか？」
Y「…小学生。」
T「へぇ〜！」
Y「泣き虫だったよ、あいつ。」
T「ヒョンいじめてたの？」
Y「…お前。」
T「冗談〜！」
Y「一緒に暮らしてからも母さんたまにどうしても仕事が遅くなる事があって、そんな時は日が暮れるといつも泣いてた。だから俺は暗くなる前に電気をつけてやる係だった。」
ユンギヒョンは遠くを見つめながらぽつりぽつりと話してくれた。
Y「それまではずっと一人でめそめそしてたんだ…いっぱい我慢して、それでも耐えられなくて泣いてたんだ。だから一緒に住むようになって、友達と遊んでいても暗くなる前には家に帰って、必ず俺が家を明るくしてやった。そうしてやりたいと思った。」
T「ヒョン、優しいね。」
Y「俺だって……一緒だったから。泣くか泣かないかだろ。」
そこまで話してユンギヒョンは立ち上がってそのままスタジオを出た。
T「……だって。」
JN「…お、おう。」
いつもと違うヒョン2号。
ジニヒョンに話を振ると、明らかに動揺した声。
T「ユンギヒョン本当面倒見いいよね。」
JN「そうだな…。」
T「……。」
JN「…ん？」
T「…いつもなら……俺の方が面倒見てやってるのになんでユンギばっかりそうやって褒めるんだよぉー！長兄は俺なんだぞ！お前たちの事今までどれほど構ってやったか忘れたのか？お？…って言うじゃないですか。」
JN「…。」
T「やー、そんな顔しないでくださいよ。全然怖くないですからね。」
…これって…
もしかしてもしかする？…聞いていいの？
T「…ジニヒョン。」
JN「…はい。」
T「キムソクジンさん。」
JN「……はい。」
T「Aちゃんの事、意識してるんですか？」
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作者名：そー | 作成日時：2019年10月13日 21時
