12 ページ12
Y「やー!絶対に許さないからな!!」
『ユンギに許してもらわなくても仕方ないもん、会社が決めた事なんだから。』
Y「頭おかしんじゃないのかお前の会社!」
『みんな良い人たちだよ!?』
Y「そんなの知るか!」
『じゃあ口出ししないでよ!もう、私は職場に行くから。』
Y「絶対ダメだって言ってんだろ!」
マネヒョンが迎えに来るまでまだたっぷり時間がある。
いつもなら二度寝する所だけど、なかなか聞かないユンギヒョンの大きな声に誘われてリビングに来た。
ドアの前に張り付くようにAさんを通せんぼしてぎゃいぎゃい騒いでいるユンギヒョン。
珍事のオンパレードだ。
…なんか想像つくけど。
一応確認。
JK「…何事。」
JM「早いねジョングガ、見てこれー!」
ほっぺが膨らんだまま喋るジミニヒョン。
もぐもぐとテーブルに並んだ料理を頬張っている。
キンパ、卵焼き、スープ、りんご……
綺麗に盛り付けられたそれは寝起きの俺でも食欲をそそられて。
スープを一口飲んでみれば、自然とはぁぁぁ…と身体から力が抜けた。
JM「これ昨日の残りでAちゃんが作ってくれたんだって。」
ジミニヒョンが朝からこんなに食べるの久しぶりかも。
いつも食べなくはないけど、テンションがまるで違う。
何となくわかる、これ家のごはんの味がちゃんとする。
JK「そして何事?あれ。」
JM「あぁ、あれね。Aちゃんが職場行くのユンギヒョンが阻止してんの。」
JK「それは分かりますけど、なんで?仕事でしょ?」
JM「ほら寮がリフォーム中で泊まれないから、終わるまで職場にある仮眠部屋で過ごすよう言われたんだって。鍵は一応あるみたいなんだけど、他の人も入れたりするみたいだからユンギヒョンは絶対にダメだって。」
JK「あー…なるほど。」
JM「ホテルの話もあったみたいなんだけど、Aちゃんが仮眠部屋で良いって返事したらしくて。仕事遅れた分取り戻したいみたいだよ、早く慣れたいから職場に寝泊まりするのは願ったり叶ったりだって。」
『もー、早く行って掃除とかしたり挨拶したいんだからどいて!』
Y「ダメだ、絶対にダメだ!ホテル決まるまで家から出さない!』
『ずっとホテルなんてダメだよ!職場から遠いかもしれないし、経費きっとおりないもん。』
Y「そんなの俺が出す!いいから大人しくしてろ!」
639人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「BTS」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:そー | 作成日時:2019年10月13日 21時