WEST短編集 (ページ5)

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② ページ5

そうサラッと言うんは、メンバーとしてなんやろう？
照史から、好きって言われる度に、ちゃうヤツやって思うんやもん
せやから、毎回胸が、キュッてなんねん

それは、今も同じやねんけど、笑ってる照史が、好きやから、俺も、返すんよ

「っ、俺も、照史が好きやで？ひと口が大きい所もメンバーから、好かれてるんも」

橙「え？」

「のんちゃんといっつも、一緒に居って妬けるけど、偶には、俺の相手もしてな？」

俺から、すれば告白なんやけど、鈍いから、きっと気付かんよ
今は、それでもええから、ちょっとは、のんちゃんやなくて俺を見てくれへんかな？

そう思いを込めてギュって抱き締める

ホンマは、まだモヤモヤするけど、このまま居ったら絶対誰か来るから、戻ろう

「何か、ごめんちょっとスッキリしたわ」

橙「ホンマに？」

「おん来てくれたんが、照史で良かったわ」

橙「なら、ええけどあんま、無理せんでな？」

「っ、おんありがとう戻ろうか」

そう言い俺は、手を解き立つと照史も立って楽屋に戻る

いつか、ちゃんと照史に気持ちを伝えよう決めて楽屋の扉を開けて
また、いつもの俺に戻る

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橙side

もんちが、ジュース買ってくるって言って楽屋を出て行った

何で苦しそうな顔してたんやろう？
ホンマに悩んでる事あるんやな

そう思いながら、扉を見とると

赤「機嫌悪いな淳太何かしたやろう？」

黄「はぁ？何もしてへんわ！」

桃「シゲが、したんちゃうん」

赤「してへんわ！」

紫「もう、神ちゃんかて悩み事あるやろう」

赤「例えば？」

紫「うえ？た、例えば？」

赤「おんw例えば？」

最初から、冗談で言うシゲに真面目に返して、もんちをそっとしとこうと思った濵ちゃんが、話に入って、シゲの餌食になった
それを、見とったら不意に流星が、俺に近づいて来た

青「神ちゃん、相当悩んでんねんな」

「何で？」

青「ジュース買いに行かんでも、目の前にあったやん」

そう言われ、もんちが、座ってた所を見ると確かに飲みかけのペットボトルが、あった

それを見て、適当に何かを言って楽屋を出て、もんちを探した
自販機は、何か所かにあって、楽屋の近くにも在るんやけど
其処には、居らんかったから少し遠い所に在る自販機に行くと、ベンチに座ったもんちを見付けた