終わりを知らせる砂時計 (ページ50)

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延長された砂時計ページ50

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3本ドラマの撮影、アンバサダーを務めるジュエリーと香水の撮影…など忙しく過ごしていた。

SEVENTEENはと言うと、絶賛ツアーの最中で招待されていたんだけど撮影が忙しすぎて行けなかったんだ...

コンビニで焼酎を買って家に向かいながら飲み歩いて行くと最悪なことに雨が降ってきた
もちろん傘なんて持ち合わせてなくて...ま、いっかと思い濡れて帰ることにした。

深夜だし誰もこんな姿見るわけないだろう…と思っていた矢先 “あの時のように”傘がさされた

『…ミンギュ、！』

MG「うわっ、！危ないだろ」

さされた傘を振りほどくように後ろを向いてミンギュに抱きついた

MG「わー、悪いの持ってるね
夜中に道で傘もささずに呑んでさ、他の男に連れ去られたらどうする気？」

『オッパ以外に着いていかないよ
あ、でもその人がオッパに似てたら着いていくかも』

MG「そういうことじゃなくて...！
あーもう濡れてるじゃん！早く家に行こ」

思うがままに引っ張られ、急いでマンションへ入ると家に上がってすぐバスタオルで髪を丁寧に拭かれた

『なんか、同棲してるみたいだね』

MG「じゃあ、同棲しよ」

『え...？』

あまりにも唐突なことで、理解できなくて片手で持っていたスマホは呆気なく私の手から離れて落ちてしまった
「アイゴ〜」なんて言いながら髪を乾かしてくれるミンギュには口が塞がらない。

MG「だから同棲しようって」

『聞こえたよ！』

MG「じゃあ同棲したくないわけ？」

『ちが、したいけど...
だってミンギュは宿舎生活だし私は撮影で忙しいからダメだと思って言えなくて…』

MG「全員が宿舎生活じゃないから大丈夫だよ
それにどうせスングァナとホシヒョンは行きたいって言って来るだろうしさ」

まさかミンギュと同じことを思ってるとは思わなくて思わず涙が溢れた

MG「今週空いてる日ある？」

『うん、3日後オフだよ』

MG「じゃあ見に行こっか」

『家具も...みたい』

MG「もちろんだよ！
僕が車出すからさ、ベッドとかも見に行こうよ」

家具ショップを探しながら同棲したらどうなるのか…想像が広がってますます明後日が楽しみになった

MG「やっぱり僕 Aが幸せな顔してる時が1番すき」

『ミンギュのことが好きだから幸せなんだよ』

もう終わった砂時計はあなたによって延長されたんだよ

Fin.