終わりを知らせる砂時計 (ページ46)

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クランクアップページ46

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監督「愛し合ってるシーンを撮りたいから愛おしそうにユリを見てくれたらいいよ
1度キスをして逃げようとしたユリが電気をそう、そこで消してベッドシーンかな」

『了解です
１回通してみますか？』

監督「表情確認したいから表情だけしようか」

隣に立っているミンギュは「どうしよう」なんて表情を見せながら私の後頭部を抑えてキスのフリをした

『どうですか？』

監督「大丈夫そうかな
色んな角度で撮りたいから少しの時間我慢してね」

MG「別の意味で我慢出来なさそう」

『や〜、何言ってるの
放送されたらスングァンさんに怒られるね』

MG「…今日何の撮影するか言ってないよ」

『今度 2人でご飯に行ってあげようかな』

MG「やーなんでだよ！」

監督「本番行きま〜す」

ミンギュは上半身裸になりハイライトを塗ってもらうとすぐに撮影開始の合図が鳴った

余裕な表情を見せてたけど私も緊張している
これはユリとしてだから、私としてするわけじゃないから

監督「3.2.1...アクション」

MG「…伝わってなかったんだよな？」

『え、』

ベッドに押し倒されてキスをされる
逃げようとしたユリは電気だけ消すとゴヌに引きずり込まれる

MG「お前も逃げてるじゃん」

『…いいよなんて言ってない』

MG「嘘つき」

ゴヌのセリフを言い終わると、まるで食べているかのようにキスを落とされてしまう

首までキスをしてこのシーンは終了
次はアップでの撮影だ

MG「どうだった？」

『...よかったんじゃないですか』

MG「あーキヨウォ…
照れてるじゃん」

『演技ですよー演技』

MG「うそ、演技なの？」

『…うそ』

回数を重ねる毎に慣れると思っていたんだけど、口を離す瞬間の顔が忘れられなくてミンギュの顔が見れなくなりそうだった

PD「…ここまでいい表情ができるとは...」

監督「顔合わせの時は不安だったけどさすがAだ」

マネ「よかったじゃん、気に入って貰えて」

『…ミレオンニ！』

まぁもうミンギュと恋愛ドラマしないと思うけど...っていうかバラエティでも共演したくないよ

監督「OK、お疲れ様でした！」

PD「ゴヌ役ミンギュさん、ユリ役シン・Aさんクランクアップです！お疲れ様でした！」

MG「お疲れ様でした！」

『お疲れ様でした！ありがとうございました！』