終わりを知らせる砂時計 (ページ5)

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1度目のキスシーンページ5

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次にミンギュさんに会ったのは、数週間後のドラマの宣材写真撮影。

撮影は直ぐに終わった

撮影前はめちゃくちゃ緊張しますと言っていたのにも関わらず、カメラの前に立つと表情が変わり 2人での撮影もエスコートしてくれた。

問題はここから
今日は1話の撮影…つまりは1度目のキスシーンがある

PD「ここでヒール脱ぎ捨てて、ゴヌはここから
事故でキスするって感じで」

『了解しました、1度してみましょうか
あれ…ミンギュさーん？』

どこにいるんだろう、と辺りを見回すとカメラを持ってこちらへ歩いてきた

MG「今何してますか？」

『これから出会いのシーンを撮ります
緊張してます』

MG「えー！緊張してるんですか」

『まだ皆さんとあまり話してないので人見知り中ですㅎㅎ』

1度通しますの合図とともにミンギュさんは持っていたカメラをスタッフに預けて位置に着いた
ゴヌにぶつかり、靴を脱ぎ捨てるところは1発OK
問題はここから… 大きく息を吸って手足の力を抜けさせていく。

監督「本番 3..2..1..」

MG「“大丈夫ですか”」

『“んー？えへへ、らいおんさんだ
お前はいいなあ餌食べるだけでいいんだ”』

MG「“なに言っ…！？”」

『“うあ！…”』

MG「“…っ、酒臭…”」

監督「カット、OK
次はゴヌアップで撮ろうか｣

『ごめんなさい、すぐ拭きますね』

ミンギュさんの言葉を聞かずにハンカチで口と周りを拭く。シーンを確認するとすぐにアップシーンの撮影が始まる

監督「アクション！」

息を着くまもなく2度目のキスシーンが始まり、カットの指示が出るまで 1度目より長く感じた

カットがかかると、ミンギュさんが倒れた体を起こし声をかけてくれたのが唯一の救いだと思う

MG「謝らなくてよかったのに！｣

『初のドラマで初のキスシーンが私なんて私だったら嫌ですもん』

MG「僕も僕とはしたくない…かも

ところで緊張してるって言ってたし取材入るまで一緒に車乗りませんか？」

『でも…』

マネ「いいよいよ
私たち前の方に座るから後ろで話してな

ミンギュ、ウリヨドンセンをお願いね」

『オンニ〜』 MG「もちろんですヌナ！」

ミンギュさんって見かけによらず人懐っこいのかな
やっぱり犬みたい

MG「Aさん！早く行こ！」

『まって、ミンギュさん…！』