終わりを知らせる砂時計 (ページ16)

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理解してねページ16

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side.MG

あれから数ヶ月後、

僕はカムバックの準備をしながらグループでの撮影

Aは雑誌の撮影やほかのドラマ撮影などを加えて
暖かい雨の日の撮影

魔の1ヶ月間と同じように…いや、カムバック時期と被ってるからそれよりも忙しいスケジュールだった。

「10分後撮影開始です」

MG「A〜、もしかして体調悪い？」

『ううん、ミンギュさんこそ休めてる？
カムバック準備期間ってヌナに聞いたよ』

MG「Aも夜まで撮影でしょ？
お互い落ち着いたらさ、また食事に行こうよ」

『…冬の撮影が終わればクランクアップだけど、メンバーと過ごした方がいいと思う』

メイキングのカメラマンが居ないことを確認すると、『また別の機会に行けばいいし…』と継続的に敬語が外れていた事にびっくりしつつも、断られたことにより少し悲しくなった。

『ん〜、じゃあオフの日に行こう
でもなんで私と行きたいの？』

MG「…行きたいからだよ
逆にせっかくの休みなのに僕とでいいの？

僕、てっきりAに嫌われてるんじゃないかって…」

『それはないよ、だって、…』

「撮影再開しまーす！」

MG「やー、ちょっと！」

Aは PDから声がかかると僕から逃げるように撮影場所へ走って行ってしまった。
逃げても次の撮影は2人の撮影だから逃げられないんだけどね

『明日は、会えるかな』

MG「会えない。
会えるようになったら連絡するから待ってて」

『分かった、なんて言うと思う？
私がどれだけ待ってたか知らないくせにオッパはいつも待っててって…
他のみんなは毎日電話もして毎週会ってるのに、こんなの耐えられないよ』

監督「カットカット！
やー、Aどうした？」

『すみません』

監督「頼むよ
俺らはこのドラマを賞取る気満々なんだからさ、演者がやる気出してくんないと」

MG「…もう一度すればいいじゃないですか〜！
僕だって何十回ミスしたか分かりませんよㅎㅎ」

『ミンギュさん…！』

MG「Aのこと大切だからいいの
何回でも僕はやり直せるよ」

僕が今、伝えれる精一杯の言葉だってこと
理解してね A