終わりを知らせる砂時計 (ページ11)

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“ドキドキ” ページ11

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久しぶりのオフの日なんだけど…

MG「いや〜、オフの日が被っててよかったなあ！」

『オンニに何か頼みました？』

MG「別に？頼むわけないじゃん！」

マネ「私たちは気にせずに楽しんでね〜」

個室を2つ予約していた…みたいでオンニ達は隣の個室に入っていった。オンニ達がいなくなった瞬間シーンと沈黙が訪れてミンギュさんの方を向けばめちゃくちゃソワソワしていた。

『…そういえば、どうして私とご飯に行きたかったんですか？』

MG「そりゃあ、す…」

『す？』

子供のように大きな手で口を塞ぎ、顔を横に振っていた
ドッキリか何かなのかな〜と思っていると食事が届き、好きだと言ったキンパまで用意されていたみたいだ。

MG「Aと行きたかったのは…」

『あ、待って口についてるそのまま…

はい取れました…よ、…？』

口に着いていたご飯粒を取ると、ミンギュさんは私の手首を掴みパクっと食べてしまった

『なに…して……』

MG「かわいいね」

『…あにや』

本当に後、数センチで唇同士が触れる…
いつの間にかそんな距離まで近づいていた

私の反応を面白がってなのかミンギュさんは微笑みながら手を離してくれた。ドキドキしてないのか「さ、食べよ」と言いながら箸を進めていた…ん？

“ドキドキ”？

MG「…Aは彼氏いないの？」

『居ないよ
そういうミンギュさんこそ居そうだけど』

MG「いたらAのこと誘わない
ねぇ、じゃあ好きな人は？」

撮影では私が教えていて年上だけど年下みたいな感じだったのに、私の目の前にいる彼はまるで別人で、ただ『よく分からない』と言いながら首を横に振るしか出来なかった。

何が大型犬だ、
弱い小動物を食おうとするオオカミじゃんか

MG「あー、かわいい
ちなみに僕はAと話したくて会いたくて誘ったよ

LIVE今度あるから来て、メンバー達に紹介したい」

『し、紹介って…

…わかった行くからチケットください』

絶対オフの日調整されてる。

そう…LIVEの日はちょうどオフの日だった

ねぇ、オンニ
ミンギュさんに期待してもいいのかな