終わりを知らせる砂時計 (ページ1)

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彼女と広告ページ1

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side.マネージャー

マネ「へー、この子たち有名だよね
ちょっと… 聞いてる？」

『…朝から撮影だなんて聞いてないよー
ドラマの打ち合わせ前に顔が膨れ上がって破裂しそう』

マネ「何言ってんだか…
見ろとは言わないけど流行りは知ってた方がいいよ」

『私自身が流行りそのものじゃ〜ん、』

撮影終わり、車を走らせていると今話題のアイドルグループ“SEVENTEEN”の広告が目に止まった。

Aは『練習生をしてたからアイドルなんて見ない』の一点張り。
アイドルが嫌いなわけじゃないとは思うんだけど…ドラマやって行けるかな？

なんといっても、SEVENTEENの話題を出したのは
新ドラマ暖かい雨のヒロインがAで、主役が“キム・ミンギュ”だからだ。
Aはまだ名前しか知らないからアイドルをしてるとか知らないだろうけど折角の恋愛ドラマなんだから仲良くして欲しいのが本音

マネ「あ、そういえば明日の撮影送ってあげられないかも」

『知ってる、ユナオンニの撮影で忙しいって聞いた』

マネ「ごめんね〜、担当してた子が風邪引いちゃって
帰りは送ってあげれると思うから…」

『いいよ、オンニもたまには休んで』

マネ「Aヤ〜！あんただけだよ私の味方は」

Aは優しくて、年下なのに面倒見もいい。
不器用なところはあるけどそれでも自分なりにコツコツ努力してきている。

ただ、彼女は1年前から『いつでもやめていいよね』と口にするようになってしまった。