24話：過去の話4 ページ25
Aside
綴の安定の突っ込みを受けた後
私の頭の中にピコンッという音が響いた
(これはもしかして、もしかしなくとも、いや確で綴の手料理！！
絶対美味しいじゃん、最高じゃん、天国じゃん！
ん？てん、ごく...？やっぱりこれは幻覚なのでは？
こんなに都合よくいくか？ふつー...)
再び幻覚なのではと思い始めてしまって綴を見ながら眉をしかめる
相変わらずかっこいいな、クソッ！
「なんだよ、その目は
まだ疑ってんのかよ…俺は本物、幻覚じゃない」
「いや〜〜〜〜？でもたしかに、、いや、でも！」
そう、この時の私はバカだった。今もバカなんだけど、、
熱のせいもあってだけど頭が弱すぎたんだ
家に居るのにもかかわらず、おかゆの匂いがするのにもかかわらず
ずっと幻だと思い込んで…そしてついには言ってしまったのだ
本人を目の前にして〈かっこいい〉と
それではご覧いただこう…
「幻でしょ、いいよもう、私の脳みそは頑張った！
よく綴るの幻覚を見せているなぁ」
「本物だって言ってるだろ…」
「それにしてもすごくない？幻覚であってもこのカッコよさ！
綴最強説の立証ですね！名前までかっこいいもん！ずる過ぎない？！
なんだよ綴って！綴って、綴って！！は？かっこよ、無理
この名前を付けた人は神かなんかかな？いや、名前を自分のものにする綴も神なんだけど！
なんっでこんなにかっこいいのかね！綴くんは！？
おまけにおかゆ作るとか、、、スペックの高さよ！
さすが綴！マジムリ、しんどい、はぁ〜〜かっこよ！・・・・幻覚だけど」
「は？？？？？え、いや、あの、、だから俺、ほん、ものだって」
お判りいただけただろうか
私が綴に対して〈かっこいい〉といった回数計5回
しかもこの間で！マークを多数使っているのにもかかわらずなぜかこの時だけは
頭痛がしなかったのである。恐るべし綴パワー
目の前の本人を最後まで幻覚だと思い続けた哀れな私のその姿を引き続きご覧いただこう
続く (更新停止中)
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作者名：君が代スイーツ | 作成日時：2021年6月14日 0時
