16話：天使と悪魔 ページ17
Aside
スタスタと姿勢よく玄関へ向かっていく私を皆さんは棒立ちで見送ってる
(よっしゃーーー！やっと帰れるぅ！フォーウフーフー！)
と心の中でミニパーリー開いてたら←
また腕をつかまれた
呆れて私は
「いづみ、いい加減帰らせて…！」
という言葉とともに振り返る
振り返ると綴の顔がドアップで映っていて思わず私は言葉を失った…
なんてことはなく、またもやいづみの顔でした！
「待って！分かった分かったから！いったん帰って戻ってきて！
スマホをもってきていいから！ね？ね？これならいいでしょ!!!!」
「いや、戻ってくる意味ないから
一旦じゃなくて、ハイさようなら！でいいじゃん。家微妙に遠いしメンドくさい」
そういうと
「う”っ」
と言葉に詰まるいづみ
私がそのまま帰ろうとすると今度はいづみじゃなく三好さんが名案！という顔をしていった
「あっ！じゃあつづるん連れてけば全部解決じゃ〜ん！」
「何が解決するんだよ!」
「え？だってAちゃん一人で帰るのが嫌なんでしょ？」
「は？？そんなこと私ひっとことも言ってませんけど???」
「俺っすか？まあ別にいいけｄ」
「いやいや、良くない良くない！私はただ面倒なだけであって寂しいってわけじｙ」
「ホラホラAちゃん！つづるんもこう言ってるんだし」
「だから！私は往復が面倒なんです！第一、綴今日バイトだったんでしょ？
休憩しなきゃ！夏って暑いし！」
「いや、クーラー効いてたしそんな暑くなかったけど」
……撃沈
無理だこれ以上躱せない
三好さん厄介すぎる、どんだけ一緒にしてこようとするんだよ！
ありがたいけど、ありがたいけど！
ほら、周りを見てよ
めっちゃニヤニヤしてる
(あ〜そういう事ねふ〜ん
好きな人って綴のことか〜)
みたいに！
ゲーマーズと卯木さん中学生組、おかん伏見さんと雪白さんが！
これが地獄か
って！向坂くんと伏見さん、雪白さんはニヤニヤじゃなくて微笑んでる
なるほど、三人も(月岡さんと同じ)光属性か
向坂君に至っては満面の笑みにキラキラエフェクトかかってる
瑠璃川君、きみヤバくない？キラキラじゃなくてギラギラしてるよ
心なしか
(いいおもちゃ見つけたﾆﾔﾆﾔ)
みたいな声も聞こえてくるし、、
いづみは、、ヨカッタァーーー！気づいてなさそう！首傾げてる
心臓バクバク言ってるよ
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 124人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：君が代スイーツ | 作成日時：2021年6月14日 0時
