op15…ボクノート2…松太 ページ18
御『神峰くんお願いだ…考え直して…!』
少し前、御器谷は必死な顔でそう神峰に訴えかけていた。
御『あの曲は…中3のコンクールで演った曲なんだ…!』
神『!!』
御『西関東大会でボクは…最後の独奏で、ミスして曲を一瞬止めてしまった!!』
神『……!!』
神峰の背筋のヒヤリと冷たい物が伝う。その感覚に、神峰は表情を引き攣らせる。
曲を止めてしまった事に対する罪悪感──それは、神峰も天籟で体感していた。
───それがコンクールとなると、御器谷にかかった重圧は半端な物では無いだろう。
御『恵がああなったきっかけはボクなんだ…!!』
御器谷は神峰に背を向けて、がたがたと体を震わせた。
神『御器谷先輩…だったらなんで、
演りたくない…しかも邑楽先輩が写譜した楽譜を、持ち歩き続けてるんですか』
神峰の問いに、御器谷は目を見開く。
楽譜を握る指はがたがたと震える。
御『…………わ、わからない…でもボクはこれを…一生持ち続けなきゃいけない気がして…』
神『…この曲の中に、オレ。答えがある気がしてるんス
それを探しましょう!!』
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バトンタッチです!!
お久しぶりです…!リアルの新生活が忙しく…遅れてすみません!
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作者名:松太and桜ねこ x他1人 | 作者ホームページ:
作成日時:2015年1月24日 15時