op14…プログレ8…桜ねこ ページ11
打樋と別れた神峰は楽譜倉庫に来ていた。
何故か、CDを借りるためだ。
神「時間がねェ…
楽譜が読めねェ以上、CD聞きまくって体で覚えるしかねェな」
そう呟き、イヤホンを装着。
楽譜をペラペラとめくりながらプレイヤーがCDを読み込むのを待つ。
曲が始まると共に来る情景、風景。
盆踊り、朝、田植え…。
そして、神峰は気づき、走る。
────サックスパートへ！
神「刻阪！！
宴！！」
刻、宴「?」
神峰は走ってきたため、息が荒いにも関わらずとても真剣な顔をして言う。
神「あのさ、『木挽歌』の時、
刻阪はいつものアルトサックスじゃなくて…
テナーサックスで、吹いてくれ
宴は、桜に頼んで刻阪の伴奏をアルトサックス用に書いてもらって吹いてくれないか？」
宴「…な、何で…?」
神「この曲は、邑楽先輩のためだけにやるんじゃねぇんだ！
たのむぞ！！」
そう言い、神峰は走っていってしまった。
嵐が去ったサックスパートでは、こんな会話が。
刻「宴が僕のソロの伴奏かぁ…
でも…何で桜さん…?」
宴「弦…桜は作曲が趣味だから。
作曲コンクールには嫌がって出ないけど入賞確実だよ。
そんな才能も持ってる。」
刻「そっか！
頑張ろうね！
それにしても、歌林先輩?」
歌「…うん」
刻「『吹奏楽のための木挽歌』はテナーサックスの無伴奏のソロから幕を開ける」
歌「アイツ、刻阪くんにソロを吹けって言ってる！？
それに、宴に無伴奏のはずなのに伴奏を…」
刻「楽譜が読めるようになってるし、指揮者としてバンドにあった判断をしてる…
あいつ…！！！
写譜や、先輩達の指導の成果だ！！！」
ーー
バトンタッチですー。
テスト、終わりましたー！！
来年は受験…
ずっとこのままがいいです。
ー豆知識ー
アルトサックスよりテナーサックスの方が低いです。
ソプラノ 高
↓
アルト
↓
テナー
↓
バリトン 低
てな感じですかね。
吹奏楽で使うぶんには。
曲、勝手に編曲してごめんなさい
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作者名：松太and桜ねこ x他1人 | 作者ホームページ：
作成日時：2015年1月24日 15時
