愛されてるって、しってた？【ハイキュー】

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『えっと、夏休みの東京遠征でお世話になる？ お世話する？よく分からないけど坂口Aです。

陸上部で長距離してました。宜しくお願いします。』


あのあとすぐ大地達と合流した私は
流し流されあっという間に自己紹介へと至った


「結局坂口来てくれたのか〜ありがと!」
『あ、いえいえ！』

菅原さんとも仲良くなれた

というより名前と顔が一致しなかっただけで、
普通に知ってる人だった



「こ、神々しいぜ…龍」
「美しいッスねノヤさん!!」


2年のスキンヘッドとつんつんヘアの2人もよく分からないけど喜んでくれてるらしい(3年曰く)



影山日向コンビは相変わらずそわそわしてるし、

無表情のツッキーとあたふたしてる山口は安定だし


なんかバランス良い部だなーって思いました。
まる。



部活後はみんなテスト対策の勉強会があるらしいのでそっと帰りました。









そしていま。

「Aじゃん〜!!」
『どちらさまでしょうか。』
「ひどいっ!!」
『あ、私こっちなんで』
「来た道と逆だけど!？」


及川徹とかいうゴリラに遭遇しました



別にそんな嫌いな訳でもないけど
なんとなく空気的なものに馴染んだ結果、
安定したこの関係。

『てか部活は？』

「うちは月曜日は基本的にオフだからね。
今はロードワ」

『りょ。』

「つらい!!」


『そういえばね、私鳥野の仮マネージャーになったんだよ』


そういった瞬間驚いたように目を見開く徹

え？私なんか言った？


「なにそれ」
『なにそれって、だからーー!?』


がしっと腕を捕まれ、
そのまま胸へと押し付けられる。


『ちょ、とおる…』


「Aは無防備すぎるの!!

優しいのはAの良いところだけど、

いくら強くてもAは女の子で俺らは男なんだよ。バレー部なんて絶対だめ!!だめだめだめ!!」



『わ、わかったから、くるし…』

「とか言ってどうせAは優しいからマネージャーやるんでしょ!!もう!!」



『それは…ん!』



ふと、肩に手を置かれ荒々しく触れ合った唇

熱くやわらかいそれは
少しだけ触れてすぐに離れた



「今はこれで我慢してあげる。」

そう言って元来た道を走り去っていく徹









『うそでしょ…』




ファーストキス、ではなかったけど





セカンドキス、奪われました。







「(あああやってしまったああでもAの唇やわらかかったなあ…うわああああああ)」

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