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ピーーッ


「「「「ありがとうございました!!」」」」


主審の合図でかけよる部員達

途中参戦した日向影山もその中にいた。

『お疲れ様。』


すばやく皆にタオルとドリンクを渡していく。


念の為2つ多く作っておいて良かった。









結果は全敗。


もっと落ち込んでるかと思ったけど、なぜか皆やりたりないようにうずうずしてる。






『(なんか私まで動きたくなってきた…)』


皆がペナルティを始めたのを確認してから、先生に行ってきます、と一言。






体育館を出てすぐ、猛ダッシュで食堂へと向かった。
























久しぶりに走ったからか、全身で風をきる感じがとても気持ちよく感じる。

たんたん、と階段を2段飛ばしで上がったあと、くるっと方向転換。

曲がり角ではスピード落として…



ドンッ

『っわ!!』


ぶ つ か っ た


「あ、マネちゃんじゃん。」


後ろへ倒れ込みそうになったところを、片腕でがっしりと支えられる。





『すすすみません!!ちょっと調子乗ってて!!









音駒の主将さんですよね…!?』

「うん、そう。黒尾鉄朗。覚えといてね〜」


そういってにやにや笑う黒尾さん

腰に回された腕を離す様子はなく、ただ舐め回すように全身を見られた



『あの…!?』

ふう、と耳元に息をかけられる。

あまりにも急でびくっと反応してしまった。



「耳弱いの?かーわい」

そういって、わざと耳元で話してくる。



『っそろそろ離してくれません?』

「離れてみれば?」


どんどんと厚い胸板を押すが、いっこうに離れる気配はない。



『夕飯、黒尾さんだけなしにしますよ。』

「えーそれはこまるな。」

『じゃあ離してください。く!ろ!お!さ!ん!』


「名前で呼んでくれたらいーよ。」


あと、同い年なんだし敬語もいらない。

唐突に言われたその言葉に、少し戸惑う。
















ーーー名前なんだっけ。


てつお?てつーふ?てつたろう?









…もうなんでもいいよね。







『てつすけ、はなして。』








「ぶっ、!」

ぱっと腕をはなして腹を抱えて笑い出すてつすけ。


そのすきをみて、全速力で逃げた。

















後ろで何か言っていたけど、聞こえない聞こえない。

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作品ジャンル:アニメ
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琥珀 - 面白かったです!更新待ってます(。・ω・。) (2020年1月18日 16時) (レス) id: 97817366be (このIDを非表示/違反報告)
さっこ(プロフ) - アドレナリンじゃないですか (2016年5月6日 22時) (レス) id: ad1164c32e (このIDを非表示/違反報告)
桜華 - 25話、アドレナインではなくアドレナリンだと思います! (2016年4月15日 7時) (レス) id: 5ca84d8f06 (このIDを非表示/違反報告)
りいあ(プロフ) - 岩ちゃんで!!更新頑張ってください! (2016年2月14日 16時) (レス) id: b47f4aff1e (このIDを非表示/違反報告)
雪乃▼幻兎(プロフ) - 皆さん本当にご協力ありがとうございました! (2016年1月4日 1時) (レス) id: 38fb5ac4a3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:雪乃▼幻兎 | 作成日時:2015年12月19日 16時

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