Sorry,I...(3)

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side:You





真司郎は私の言葉に目を丸くして驚いて






そして満足気に笑って
子供をなだめるみたいに私の頭を撫でた






.








真「アホやな」



真「いつだってAのことしか見とらんよ」









その言葉に体温が上がる体
そして一瞬だけ、触れるだけのキス








.







「...不意打ちはやめて」









恥ずかしくて真司郎の胸元に埋まると








.








真「Aが目の前におって、我慢出来る訳ない」



真「いつも俺はお前のペースなんやから」








.









ぎゅって優しく抱きしめてくれる
この温かさが好き






.









「...みんな見てるね」







そう言うとゆっくり私から離れて







.







真「...今日はそういう日やろ？」






.






少し憂いを持って
それでも私を愛しそうに見つめてくれる






.








こんな幸せ、夢みたい
ふわふわして柔らかくて温かい







.






この熱を冷ましたくなって
真司郎の大きな手に私の手を絡める









「ずっと離さないでいて」









私もあなたを離したりなんかしないから





.







真「...離すわけないやろ、アホ」






ただ、側にいてくれるだけで









.








2人で手を繋ぎながら歩いて





少し照れたように笑う真司郎
その隣に当たり前のようにいられる幸せ






.







好きだと自覚してから
真司郎を見る度に胸が高鳴って






恋人同士ってすごいことなんだなって









真「ほんまに綺麗や」



「永遠に見てられる...」









不意に繋がれた手がぎゅっと握られて






重なる視線






.







真「ずっとこのまま時間が止まればええのに」









ネオンが真司郎の瞳に映ってキラキラと輝いている








.









「...このままずっと」







.







いつもより澄んだ瞳もその優しい声も
誰にも渡したくないの







ねぇ、こんな私のこと
いつか呆れられてしまうかもしれないけど








.









何を失くして何を捨てても
真司郎だけは離したくないの







.







私を永遠にあなたの中に閉じ込めていて








.

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