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2人でリビングに戻ると
家族全員が集まっていた
気がつけば、新しい一年まであと5分
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父「...年越しそば食べ忘れた」
母「今更遅いわよ」
蒼「何でよ、作ってよ!年越せないよ」
「蕎麦食べなくてもあと数分で絶対越すから」
何て言い争いをしてる間に
カウントダウンが始まった
うるさかった3人は静かにテレビを見つめて
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『10...9...8...』
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私の隣にいる真司郎が
静かに、ぎゅっと私の手を取る
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『7...6...5...4...』
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そして、耳元で一言
真「今年も、来年も、ずっと大好きやで」
目元にシワを寄せて
私の大好きな笑顔を見せる彼に
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『3...2...1...』
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「これからも、末永くよろしくお願いします」
私も、とびきりの笑顔を見せた
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時計はとっくに深夜1時を指していて
明日の朝も早いから寝ることになった
真「...Aの部屋、初めて見た」
いわゆる一般的な広さの私の部屋
物もあまり無くて片付けには手こずらなかった
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楽しそうに部屋を見渡して
私のベットにダイブする
真「...Aの匂いや〜」
私の布団にくるまって
嬉しそうにゴロゴロしてる無邪気な真司郎
「そんなんじゃ、寝れないよ(笑)」
私もベットに腰掛けると
ぐいっと腕を引っ張られて
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真「Aのこと、ぎゅーして寝る」
いつもより甘くて子供みたいな彼は
私を抱きしめると嬉しそうに笑う
真「...Aの体温、好き」
「体温?」
真「Aがここにいるって安心する」
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頬を撫でる指が
いつもより熱く感じる
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指先からあなたの気持ちが伝わってくる
触れ合うとあの夜を思い出してしまう
あなたの肌の熱さ
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あの日からすごく
真司郎が“男の人”に見える
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真「やばい、シたくなってきた」
こんなことも普通に言うようになった
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「...今日は本当にダメ」
真「分かってるから辛いねん〜」
でもいつも何だかんだ私を尊重してくれる
大人で子供で、それが真司郎なんだ
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真「...明日いっぱいシよ」
でも、まだまだ
彼の愛は有り余ってるみたい
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fuka(プロフ) - お疲れ様です! 看護学科は大変だとよく聞きますが、ご自身のペースで無理なく更新してくださいね! 楽しみに待ってます! (2019年10月31日 0時) (レス) id: 0f2ddad342 (このIDを非表示/違反報告)
ninosakusho(プロフ) - 更新ありがとうございます!看護学科忙しいってききますから、実習やら実習で、、、無理なさらない程度に。でも更新楽しみにしています! (2019年10月27日 1時) (レス) id: c449598a4b (このIDを非表示/違反報告)
ちぃ(プロフ) - いつも読まさせてもらってます!更新されて凄く嬉しいです!!また楽しみにしています(*^^*) (2019年10月26日 16時) (レス) id: 17c290eaf4 (このIDを非表示/違反報告)
ひよ - 続きがとても気になります!更新が停止されているようですがもう更新する予定は無いですか?本当に好きなお話なので楽しみにしています。 (2019年4月12日 23時) (レス) id: 24b6abba60 (このIDを非表示/違反報告)
かな - 続きが気になります(^^)楽しみにしています! (2019年3月27日 23時) (レス) id: d99a6c5dd5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:なな | 作成日時:2018年7月28日 13時