Sorry,I...(3)

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side:You







少し震える背中にそっと腕を回す





癒すように背中を撫でると
ぎゅっと強くなる彼の力






.








真「...Aはずるい」



真「いつも俺の心を掴んで離さへん」









.









真「...もう1回言って？」









少し掠れた私の大好きな声









.









真司郎の体からするっと抜けて
彼の顔を両手で包み込む









「真司郎のことが好きだよ」



「こんなに遅くなっちゃった分、大切にするから」









.









「ごめんね、あなたが好きです」









.









ほらね、やっぱり泣いてる









.








言葉だけじゃ足りない









誰か私の心臓に魔法をかけて





もっともっと鼓動を大きくして
もっともっと想いがあなたに響くように









.









ねぇ、真司郎に聞こえてる？



私の好きはあなたに聴こえてる？









.









真「俺も好きや...大好きやで」









.









彼がそう言って、笑ったと一緒に









「頂上、着いた」









.









真司郎は優しく微笑んで









.









聖なる夜に、宝石のような光の上で
愛しいあなたとキスをした









.









柔らかい唇と心地の良い真司郎の香り









.









両想いでの初めてのキスは
甘くて温かくて






幸せが溢れていく






.









永遠にしていても飽きることのない
愛を確かめ合えること









.









唇を離すと真司郎はおでこを私にくっつけて









真「俺、生きてきた中で今が1番幸せや」









はにかんだように笑ってくれる







.









真司郎が幸せなら私も幸せ
私が幸せなら真司郎も幸せなの？









ううん、2人でいれば幸せだね







.








「私も幸せだよ」










.









真「ずっと大切にするから」









たくさん遠回りした分
たくさん傷つけてしまった分









この気持ちを大切にしたいって強く思う









.







「真司郎」



真「ん？」





.









「大好きやで」









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そう言うと彼は
目尻にシワを寄せて無邪気な笑顔を見せて







.






その笑顔が私は
世界で一番、大好きだ






.

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