Sorry,I...(2)

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side:You






それから２人でケーキを食べて
ホールにしてしまったから半分も余って






真「一週間はケーキ生活やな(笑)」






からかいながらも嬉しそうに笑ってくれた









.









「あ、そうだ！目つぶって」



真「またかいな(笑)」



「早くつぶってや〜」



真「はいはい」








.









大人しく目をつぶってくれた真司郎の手を取って
私は隠し持っていた物をその手に移す









「あけていいよ」









.









真「え、なにこれ(笑)」



「私の手作り」









真司郎の手にあるのは私が作ったブタの人形




毛糸で皮を作って中に綿を詰め込んだ
自分では中々よく出来たと思う









.









真「...ブスやな〜(笑)」









ほとんど爆笑に近い真司郎
私らしいプレゼントだって思ってるのかな









でも今日の私はひと味違うんだな








.









「そのブタの首元見て」






.







真「...ブタにネックレスついとる」



「外してみて」









.









小さなブタにとってネックレスのそれは
大きな真司郎にとって実はブレスレットになっていて









真「...これ高いやつやん」



「真司郎、欲しがってたでしょ？」









真司郎が少し前に欲しがっていた
ブランドのシルバーブレスレット





しっかり覚えていたから
少し高かったけど貯金して買った











.









真司郎の手にあるブレスレットを
私は彼の左腕の手首につけて









そのまま大きな手をぎゅっと握りしめた







.








「お誕生日おめでとう」



「生まれてきてくれてありがとう」









.









真「本当に...お前って人は」



真「Aは俺を嬉しくさせる天才やな」









.









気がつけば真司郎の腕の中にいて
心地の良い香りに包まれて






真司郎の胸に鼻を押し付けて体中が満たされて







.









真「...今日は俺の好きにさせてな？」









おでこをくっつけてふわっと笑って
時間を忘れてしまうくらいキスをした







.









ねぇ、神様
この人をこの世界に落としてくれてありがとう







彼の人生は少し人とは違って辛いことの方が多かった





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だからその分、私がちゃんと癒してあげるから
この人の心の穴を埋めるから








どうかこれからも隣にいて






.





また来年もこうやって
あなたの誕生日を祝えますように






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