Sorry,I...(2)

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side:You









真「何やねん〜」



「いいから着いてきて！」









いつも速攻で帰る真司郎を学校に残らせて
とある場所へ向かう









「目つぶっててね」



真「はいはい」



「開けちゃダメだよ！」



真「はいはい(笑)」










.









着いたのは校舎の奥にある空き教室
ドアを開けて真司郎を中に連れて









「はい！開けていいよ」



真「はいはい」









.









ﾊﾟﾝﾊﾟﾝﾊﾟｰﾝ









「Happy birthday！！！」



「17歳のお誕生日おめでとう！」









驚いた顔で固まっている真司郎
辺りを見渡す姿が間抜けすぎる









.







驚くのも無理はないよね








飾り付けがされた教室
机の上には私が作った誕生日ケーキ









「ケーキもね！頑張って作ったの！」









.









真司郎はまだ何も言わずに固まったままで
状況が飲み込めないみたい









「びっくりしすぎ(笑)」



「じゃあケーキのロウソクつけよっと」











.









そう言って火をつけて両手でお皿を持って
真司郎の前に持っていく









「あらためて、17歳のお誕生日おめでとう」









.









「ほら！火消して！ロウソク溶けちゃう」









私に急かされて真司郎はそっと火を消した








.









それでもまだ何も言わない真司郎に
さすがの私も心配になって






とりあえず机の上にケーキを置いた








.







「真司郎？固まりすぎだよ(笑)」









.









真「あ...ごめん」









真司郎は置かれたケーキをじっと見て








真「...俺の誕生日なんやな」









噛み締めるみたいに呟いた









.








「そうだよ？忘れてたの？(笑)」



真「...忘れてた」









.









真司郎は俯きがちにぽつりと話し始めて









真「...誕生日にはあんまり良い思い出が無いから」









.









苦しそうに歪んだ顔に
胸がぎゅっと締め付けられた








.

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