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side:You
「ん...」
目が覚めると見慣れない景色が広がって
ツンとした消毒液の匂いが鼻につく
｢(...そうだ、私...倒れて)｣
真司郎に保健室まで運んでもらったんだっけ
.
体を起こして当たりを見渡せば
机で書類に目を通していた保健室の先生を見つけて
すると先生もタイミング良く私に気がついて
ベットに来てくれる
先「具合はどう？」
「だいぶ楽になりました」
先「それなら良かった！」
心配そうな顔が優しく緩められて
その柔らかい雰囲気は保健室の先生らしいと思う
.
時計を見ればまだお昼時で
ずっとここにいるのは先生に迷惑が掛かるから
午後の授業に出ることにしようか
「あ、じゃあ授業に...」
先「だめだめ！まだ休んでなさい(笑)」
まだ言いかけていた私の言葉を遮って
まるで全てお見通しみたいに
先生は嬉しそうに笑って私に言った
.
先「本当に彼の言ってた通りね」
「え？」
先「ふふっ、内緒！」
｢素敵な王子様ね｣と言葉を残して
先生はまた仕事をし始めた
.
先生に言われたからには休むことにして
ベッドに横になった
.
意識が飛びそうになるぎりぎりを彷徨って
ぼーっと外を見てたらチャイムが鳴って
「(...教室戻ろうかな)」
そんなことを考えていたら保健室のドアが開いた
.
それは息を切らしながら
二人分の鞄を持っている真司郎
真「A、起きとる？」
「起きてるよ」
私のベットに駆け寄って
走ってきたのか少し息を切らしていて
.
私の頬に手を添えて心配そうに顔を覗き込まれる
真「顔色も良くなったみたいや」
「もう大丈夫だよ」
真「ほんまに良かった...」
安心しきったように笑う真司郎の顔が
数センチの距離にあって
私の体温は一気に急上昇して少しだけ戸惑っていたら
実「A〜！」
騒がしく実彩子と千晃と日高くんが入ってきた
実「大丈夫！？」
千「倒れたって聞いて焦ったよ！」
「ごめんね...」
実「元気になってよかった(笑)」
眉を下げて私を見る実彩子と千晃
こんなに心配してくれる親友がいて私は本当に幸せ者だ
.
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かおり(プロフ) - 続き待ってます（ ; ; ） (2018年4月15日 20時) (
レス) id: c8d934a26a (このIDを非表示/違反報告)
桃果(プロフ) - ななさん» これからも楽しみに拝見させてもらいます！ (2018年4月15日 15時) (レス) id: b13e5410d1 (このIDを非表示/違反報告)
桃果(プロフ) - ななさんが書くお話全部大好きです！更新頑張ってください！ (2018年4月14日 8時) (レス) id: b13e5410d1 (このIDを非表示/違反報告)
みかん(プロフ) - 私ななさんのこの話とっても好きだ毎日読むのが楽しみです。沢山の更新まってます！！ (2018年4月13日 23時) (レス) id: 15ac7074ef (このIDを非表示/違反報告)
yuyuhello(プロフ) - 毎回毎回楽しく読ませていただいてます！これからも頑張ってください！ (2018年4月13日 23時) (レス) id: 6196869619 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なな
| 作成日時：2018年3月18日 18時
