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side:You
｢好きな人はいるの？｣って聞こうとした
でもやめた
.
私たちは偽りの関係
真司郎のテリトリーに立ち入るのは違う気がして
真「どうした？」
「...何でもない」
我ながら弱っちいなと思う
.
『ねぇ、あの人超かっこいい！』
『本当だ！やばい！やばい！』
奥にいる女子高生がはしゃいでいる声が聞こえて
もちろん彼女たちが見ているのは真司郎の姿
.
真司郎は気づいていないのか
もしかしたら気付かないふりをしてるのか
.
確かに真司郎が肘をついて飲む姿は
それだけで絵になるくらい素敵だ
きっと学校にも真司郎のことを
好きで好きで堪らない子はたくさんいるだろう
.
「...顔はかっこいいのにね」
ぽつりと本音を呟いてしまった
真「顔は、って何やねん(笑)」
「その他問題点はあるってこと」
真「生意気やな〜」
その言うくせに
嬉しそうな笑顔を浮かべるから
こっちはこっちで調子が狂う
.
『あぁ〜、でも隣に彼女いるじゃん』
『...しかもめっちゃ可愛い』
『そりゃいるに決まってるよね(笑)』
.
｢彼女｣か...
私は真司郎の彼女って
ここ数日は慣れそうにないかな
.
真「...可愛いって言われてんで？」
「女子高生の可愛いは当てにならないよ(笑)」
.
真「アホか、お前はめちゃくちゃ可愛い」
.
突然の言葉と真剣すぎる真っ直ぐな目に
思わず笑ってしまって
.
真「...っ...笑うなや！」
顔を真っ赤にして焦る真司郎
.
何だか今までに無い人間らしい表情に
もっと笑えてきて
このおかげで少しだけ真司郎のイメージが変わった
.
たぶんこの人は
きっと大丈夫
.
信じてもいい人かもしれない
.
楽しい時間はあっという間で
帰り道、真司郎が家まで送ってくれて
真「今日はほんま楽しかった、また明日の朝迎えに来るから」
「ありがとう(笑) じゃあ明日ね」
真司郎の背中を見送って家の中に入ろうとした時
.
隆「おい」
聞きなれた声に呼び止められて
私の家の前に怖い顔をした隆弘が立っていた
今日は会いたくなかったのに
.
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かおり(プロフ) - 続き待ってます（ ; ; ） (2018年4月15日 20時) (
レス) id: c8d934a26a (このIDを非表示/違反報告)
桃果(プロフ) - ななさん» これからも楽しみに拝見させてもらいます！ (2018年4月15日 15時) (レス) id: b13e5410d1 (このIDを非表示/違反報告)
桃果(プロフ) - ななさんが書くお話全部大好きです！更新頑張ってください！ (2018年4月14日 8時) (レス) id: b13e5410d1 (このIDを非表示/違反報告)
みかん(プロフ) - 私ななさんのこの話とっても好きだ毎日読むのが楽しみです。沢山の更新まってます！！ (2018年4月13日 23時) (レス) id: 15ac7074ef (このIDを非表示/違反報告)
yuyuhello(プロフ) - 毎回毎回楽しく読ませていただいてます！これからも頑張ってください！ (2018年4月13日 23時) (レス) id: 6196869619 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なな
| 作成日時：2018年3月18日 18時
