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5話 ページ5

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裏方で顔が良い2人が会話している。
近づいて声をかけるとどちらもこちらを見つめてくる。




槙「鳴、少し楽を借りてもいいかな?」




鳴「あ、大丈夫です。」




楽「あぁ……鳴、さっき言った事は葉と女性従業員に話すように。」




鳴「かしこまりました。失礼いたします。」




槙に一礼して裏方から出ていった。



楽「槙が2号店に来るなんてどうしたんですか。」




槙「1号店でちょっと事件があって…楽にちょっとの期間だけ経営指導しにいって欲しいんだ。前にAに言ったこと覚えてる?僕はAと葵に優しくしちゃうけど自分はそんなことしないって。」




1号店、Aと言っただけですっごい嫌な顔をされ、
ため息混じりに椅子に座りじっと見てくる。


嫌そうな顔した楽の頭を撫でると赤面して撫でてた手を頭から離してしまった。



楽「子供扱いしないで下さい…。槙より年下ですが、あの1号店の店長よりは大人ですから…絶対に出向なんて嫌ですから!何で僕があの店長を嫌ってるか自覚ないんですか……」




槙「えっと……分からない…かも。楽は何でそんなにAのこと嫌いなんだ……?」




この男、タラシすぎる。


楽「ちょっと……!僕の、槙でしょうが。」





槙「……ぁ、嫉妬…?楽がAに嫉妬してるの?」





楽「わ、悪い……ですか、」





可愛すぎる愛方を撫で回して額にキスする。
恥ずかしそうにオロオロする彼がとても可愛い。

唇に触れようとすると少しだけ睨まれる。



楽「こういうのは家でやりましょう。あと話は逸らさないで下さい、僕はあの店長とあまり関わりたくないです。理由は彼らが槙のことを好いているから、それと営業に問題があるからです。」





槙「営業に問題とは?いつもAからは聞いているけど、特に売上に問題がある訳では無さそうだよ。……あぁ…Aのお客様に対しての誘惑がお気に召さないかな?」





楽「……当たり前です。」





あんなの気持ち悪いだけ。

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作者名: | 作成日時:2023年3月8日 23時

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