【WT】嬢より君に【男主】 (ページ25)

今日:12 hit、昨日:4 hit、合計:9,223 hit

25話ページ25

.

槙「…マジか。」

冬「どした。」

槙「マコに頼ってるけど一向に見つからないっぽい。」

今までに見た事無かった店長の超びっくり顔。
吹きそうになってると頭を掴まれミシミシ言ってる。

冬「兄貴の人脈で見つからないならもう沈んでるくらいしか分かんねぇじゃん。」

槙「その関係も辿って欲しいって言ってみたんだけどね、心当たりが無いみたいだよ。」

ますます行方が分からなくなる1号店店長A。
店周辺にもAの家周辺にもいなかった。

流石に3日も行方不明は心配になる。
オーナー同士の人脈でも限界があるし、もう警察頼りしか…。

警察に行こうとして立ち上がった槙達の元に黒服がやってくる。

何やら1号店の副店長が来ているようだ。

槙「あ、葵？店は…？」

葵「店長不在でも動かせるように指導していますので任せてきました。それより、Aについてなんですけど。ホントは頼りたく無かったんですが、昔の仲間に声掛けたら今のAにそっくりな人見かけたってやつがいました。」

現段階で有益な情報。

ただ、葵の昔の仲間と言うのはちょっとこれまた厄介。

冬「昔のって何なんですか。」

葵「……殺人集団ですよ。Aもそこ出身です。上層部へは隠してやるからNo1今度無料にしてって希望されたので1回だけと伝えておきました。」

春「あ、あの！それって次も次もってなるやつじゃないですか！？」

葵「上層部を嫌ってるヤツらなので約束は守ってくれる主義の良いヤツらです。」

槙「分かった。その子にお礼を伝えておいてくれる？それでどこ方面行ったって？」

葵「Aの家からちょっと離れた所の路地裏にバーがあるんです。その周辺で見かけて住宅街の方に歩いてったそうです。」

すぐ様検索して突き止めて弟に連絡する。
その周辺に知り合いはいるのか、何人出してくれるのか。

すぐ返事が来て事が進む。

槙「マコから周辺に知り合いが何人か住んでるから伝えてみるっていうのと、住宅街だからあまりシノギは出来ないから夜の見回りだけなら100動かせるみたいだよ。」

冬「兄貴ありがてぇ。」

Aがいなくなってから何となくだけど、
女の子の調子があまり良くない。

Aが居てこその1号店なんだ。

あの子を拾って更正出来たけど、僕のせいでAを傷つけてしまった。

猛反省しかない、ごめんA。