【WT】嬢より君に【男主】 (ページ23)

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23話ページ23

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きんとき「……気が済むまでここに居ていいですよ。」

「…ほんと？俺の名前も知らないただの他人なのに？」

きんとき「あｯ…えっと、名前教えてください……。」

顔が赤くなってる…きっと俺の強い酒の匂いでちょっと酔っちゃってこんな事言ってんだろうなぁ。

まあでもあの人らの事を忘れられるなら…。

「…A。ごめんなさい、年下なのに敬語使わんくて…俺25歳…です。」

きんとき「え！あ、だ、大丈夫です！ちょっとだけでも敬語外しませんかっ…」

「かしこまりま……ぁ。分かった。」

きんとき「平でも金でも呼び方は好きにしてね。何か飲む？それとも寝る？」

「…寝る。」

きんとき「分かった、あー……まあいいか。ちょっとだけ待ってて？」

きんときから離れようとしないAの様子からして一緒に寝るつもりのようだ。

アイツらに一言理由付けて配信を休むよう連絡し、
スマホを放り投げてちょっと狭いベッドで2人、顔を近づけながら長い眠りにつく。

「…迷惑じゃない？」

きんとき「保護したのは俺だし、迷惑じゃないよ。」

「そっか…。」

きんとき「ここにいる時だけでも全部の関係忘れて俺だけと関係持ってて。」

あれ、なんか凄い恥ずかしい事を言ったような、と思いつつ睡魔が襲って眠りについた。

「っ……やばｯ…」