22話 ページ22
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平 金 、現在26歳…酔っ払いを1名保護しました…。
人生初の酔っ払いのお兄さんを家まで持って帰って来ちゃったや。
凄い綺麗な人だからあのままじゃ他人に何かされちゃうかなって思って連れて帰ってきたけど今日配信あるんだった…。
配信中に起きてきたり何か喋る事ありそう…。
起こす？もういっその事叩き起こして出ていかせる？
とりあえずベッドに寝かせてあるけど配信環境、ベッドの真ん前なんだよな…。
「っ…」
きとんき「あ…！あの〜起きれます？」
「…？どなた」
きんとき「あ、俺平金って言います。お兄さん道に倒れてたので保護しました。」
この人色気凄〜い！
とてもえっちだ…。
「……ありがと。」
腕を引っ張られ、ふわふわのベッドに放り込まれる。
何が起こったのか分からず困惑しているとズボンを下ろされて跨られた。
きんとき「ちょちょ、何してるんですか！？」
「え、お礼…」
きんとき「お礼なんて大丈夫ですよ…！それに貴方の事ソレ目的で保護した訳じゃないので…」
「変わった男やね。」
きんとき「いやいや、大丈夫なんで、なのでなので…降りて頂けると……」
「…ね、恋人とかっている？」
きんとき「え、いないですけど…」
よかった、と言いながら降りてはくれず、倒れ込むように抱きつきつつ、横に並んだ彼。
横を向けば彼の顔が凄い近くなるだろう。
こんな美人顔の至近距離は死んでしまうかもしれない。
「……1個聞いてもええ？長期間の片思い相手に恋人がいた時ってどうする？」
何を聞いてきてるんだと思っていたが、
カタカタと震えている身体に本能的に今突き放せばこの人は死んじゃうなと直感で感じた。
きんとき「えーっと…そうですね……6年間伝えなかった……そうですか…。それはもう諦めるしか無いのでは？それか新しく好きな人を見つけるか。」
「それが出来たらこんなに飲んでないって…」
彼に纏わりつく酒の匂いに少し酔ったのか要らぬ事を口走ってしまった。
きんとき「……気が済むまでここに居ていいですよ。」
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作者名：乾
| 作成日時：2023年3月8日 23時
