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「宮館さん。」
舘「ん？」
隣でコーヒーを飲む彼は今、私の恋人である。
皆さんお気づきかもしれないが、私は
「宮館さん」呼びを脱するタイミングを一向につかめずにいる。
「な、なんでもない〜。」
世の女性、いや人間はどのタイミングで変えているの？
正直に名前で呼んでいい？
っていうべき？
舘「A？」
というか、といいますか！！！
いつの間にか宮館さんは私のことを「A」と呼んでいる。
いつ？わっかんねぇ？
いつだべなぁ。いやわがらんなぁ。
エセ方言のおじさん、いやせめておばさんと言っておこうか。
とにかく聞かれたら恥ずかしすぎる脳内会議を何度も行っているが、
議決は出ない。
舘「ふふ。また考え込んでる。」
「そうなんです、会議が…って。」
にやにや顔がこちらを見ていた。
いつも優しくスマートな彼は
時々いたずらっ子のような顔をする。
舘「今回の議題は？」
「えっと…。宮館さんの呼び方について…。」
舘「なるほど。俺は涼太を推薦します。」
「異論は…？ありませんね。」
舘「では、実践してみましょう。」
「りょうつぁ、へ。」
モッツアレラみたいな言い方になってしまった。
どうしていざというときに私は活舌が悪くなるのか。
涼太はというと、
笑いそうなのをこらえている。
「涼太」
舘「A」
「照れる」
舘「照れてる」
「オウ」
舘「オォウ」
「なにこれ」
舘「なんだろうね」
恋人がいかにもしそうな会話のやり取りに、
ツボの浅い２人は軽率に爆笑した。
いやいや爆笑ってなかなかしないよ？
と思うだろうが、割と私たちは頻繁に爆笑する。
そして、爆笑している状況に、また笑ってしまった。
「今まで何度も名前を呼ばれてきたけど、
涼太に呼ばれると妙にうれしいのよね。」
舘「俺も、俺の名前を呼ぶAが妙に好き。」
「えへっ。」
危ない、よだれが出そうになった。
舘「そのまま口癖になればいいのに。」
ギリギリまで迫ってきたよだれを阻止すべく顔に当てた手を
しばらくよけられそうになかった。
こんなにやにや顔、見せられぬぞ。
舘「ふふ。」
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晴子(プロフ) - あおいさん» 舘様の声に変換しながら書いていたので、終始にやにやしていました（笑）楽しんでいただけて嬉しいです！！ありがとうございます！！！！ (2020年4月7日 23時) (
レス) id: e76a25d299 (このIDを非表示/違反報告)
あおい - 心臓がまだバクバク言ってやがります。これからも頑張ってください！ (2020年4月5日 18時) (レス) id: 6f585e6915 (このIDを非表示/違反報告)
晴子(プロフ) - 美紀さん» 私も担当がありますが、9人の空気感が1番好きなポイントです！コロナの憂鬱の息抜きになれたら嬉しいです！ありがとうございます！ (2020年4月2日 9時) (レス) id: f313726f6e (このIDを非表示/違反報告)
晴子(プロフ) - みなみさん» ご覧頂き、ありがとうございます！！引き続き読んでいただけると嬉しいです！ (2020年4月2日 9時) (レス) id: f313726f6e (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - SnowMan大好きです最高です亮平くんと涼太君と翔太くん寄りのオール担当です更新大変だと思うけど頑張ってください応援してますコロナウイルス流行ってるので気を付けてくださいね (2020年3月24日 12時) (レス) id: a31ea93868 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：晴子 | 作成日時：2020年3月22日 0時
