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28話 ページ5
Aside
あの後彼方先輩は何食わぬ顔で教室に帰っていった。
あんなことしたのに、
私ばっかりこんなに慣れてなくて
恥ずかしいなぁなんて思う。
「A、ちょっといい?」
突然翔太が私の手を引いた。
「えっ、ちょ、
授業始まるよ?」
「大事な話があるからサボりまーーす」
「え、なにそれ、ちょ、」
声はいつもの調子だけど、どこか様子が変な翔太。
私と1度も目を合わせず、
ただ私の手を強く握っていつもより足早に歩く。
翔太はこーゆーときは何を言っても聞かない。
またサボりか
今まで授業をサボろうなんて考えたこともなかったのに
こないだも翔太のせいでサボったしまぁいっかなんて思ってしまう私は
この幼なじみのせいで相当グレてしまったらしい。
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作者名:流雨 | 作成日時:2019年7月4日 21時