それはまるで蝶のようだった (ページ31)

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図星ページ31

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『この後どうしたい？』

『どうしたいって言われてもなぁ… 』

『まさか、何にも考えないで
俺に会うためだけに韓国に来たの？』

クスリ、と笑うオッパの言葉に
私の顔が温度を上げていくのが分かる。

確かにその通りすぎて何も言えない…。

するとオッパは何かひらめいたようだ。

『じゃあ、特に予定がないってことだよね。
その時間、俺にちょうだいよ』

『えっ、でもオッパ、練習は？』

『もう充分したから大丈夫！
Aがしたいことをさせてあげる』

そうだなぁ…と考えて、思い浮かんだのは、

『私、オッパのダンス見たい』

そして、またさっきの練習室に戻ってきた。

オッパは『他にしたいことないの？』と
ちょっと不満そうだったけど、
何を踊ろうか端末の音楽を回している。

『何がいい？…って、Aは
あんまりEXOの曲知らないか』

『うん。あ、でもBlack Pearlは知ってるよ』

『まじ？アレを１人で踊ってもなぁ…。
誰か呼ぶか』

そう言ってオッパはスマホを手に取って
誰かにカトクをし始めた。

その数分後、練習室にやってきたのは、

『ジョンイナ、なんだよ。
午前中一緒に練習したじゃんか』

あの、SHINeeのテミンだった。

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