今日:8 hit、昨日:1 hit、合計:83,109 hit
小｜中｜大
【28】 ページ28
*side京香*
「A着れた？」
「うー…、京香ちゃん。」
私の問いに答えることはなく、
困ったように私の名前を呼んだ彼女はパーカーを着ていた。
「それじゃ意味ないでしょ！」
「そんなこと言ったって…。」
「ほら、脱ぐ！」
「え、ちょっ、優衣…？！」
さすが、優衣さんですね。
「優衣―、任せた。」
「了解、すぐ行くからー。」
彼女のその言葉を背に、彼らが居るビーチに向かう。
容赦なく照りつける日差しのせいで、
せっかく塗った日焼け止めなんてまるで意味がなさそうだ。
「あ、居た。」
イケメンの部類に入る彼らはやっぱり女子たちの注目の的で、
イケイケなお姉さま方に声を掛けられていた。
しばらく彼らの姿を観察していると、
私に気付いた二宮くんが、こっちに向かってきた。
・
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 291人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：和音
| 作成日時：2019年5月4日 17時
