それ、本当に愛ですか2

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そして短い恋人期間を送って、
同棲を初め、入籍を終えて、
結婚式を挙げる前に私の妊娠が発覚した。


会社は社内恋愛OKだったから
入籍報告はしていたけど、
あちらもそんなに直ぐに妊娠するとは
思っていなかったようで、

渋ってくる上司を押し切って
労働時間を短くしてもらった。



大我「それで、どっちだった？もう分かった？」



A「あ、うん。はいどうぞ。」



「何これ？」と目を真ん丸にして
箱を凝視する大我。

箱には「Boy?or Girl?」と書かれている。



A「青い靴下だったら男の子。ピンクの靴下だったら女の子。開けてみて。」



実は慎太郎に会う前に
ジェンダーリビールボックスを買った。

最近の性別報告って面白いね。
ネットで見なかったら普通に教えてた。




意味が分かったらしい大我は
「ドキドキ」と口で言いながら恐る恐る開ける。


まぁ中にはピンクの靴下が入ってるわけで、
女の子が良いと言っていた大我は大喜び。



大我「マジで？女の子！？よっしゃ！やばめっちゃ嬉しい！」



帰り道の途中で報告するのは珍しいかもだけど、
まぁ気負わなくて良いよね。

大我はまた私を抱き締め、
「やった」とずっと言っている。



A「よろしくねパパ。」



大我「うん。絶対嫁になんかいかせない。」



A「早すぎるよ。」



二人して笑い合って、
ギュウッと抱き締め合うと、
また手を繋いで歩きだす。



A「あ、先生が次はご主人も一緒に来てねだって。」



大我「分かった、半休取る。早く会いたいな。多分A似で可愛いよ。」



A「でも女の子って父親似って言わない？大我に似たらめっちゃ美人さんになるだろうなぁ。」



大我「どっちにしろ絶対可愛いよ。三人での結婚式も楽しみ。」



結婚式は赤ちゃんが産まれてから挙げることにした。
その方が幸せ二倍だし、
大我が私の体を心配してくれた。



幸せな愛を貰う毎日。
こんなに幸せで良いのかと思うくらい。

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