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母「貴方は、娘が殺されかけていたって言うのに、何をしていたの！！
いつもは泣いてばかりの母親は、
このときばかりは勇気を出したのか、
はたまた許せなかったのか、
帰ってきていつも通り接する父親に
思い切り怒鳴った。
勿論父親も負ける気はなく、
夜中までぎゃあぎゃあと言い合っていた。
「気にせず寝ていなさい」
って言われたけどあんな大声で
怒鳴り合っていれば寝られるわけもなく、
翌日には隈が凄かった。
廿楽「A、あそぼぉ〜。」
A「廿楽、Aじゃなくてお姉ちゃんだよ。あとそんな気分じゃないからまた後でね。」
怒鳴り声なんて気にせずに
ぐーすか眠っていた弟に
可愛く遊びに誘われたけど、
それどころじゃなかった。
部屋から出て疲れたように
ソファに座っていた母親に聞けば、
父親は朝方に出ていったらしい。
どうせまたパチンコか
飲みにでも行ったのだろう。
そう思って深く考えなかった。
母親の体力が戻ってきたのは夕方頃で、
「買い物へ行く」と留守を任された。
今朝断ったしと思い
廿楽とおままごとをしていたとき、
ガチャッと家の扉が開けられた。
廿楽「だれ〜？」
A「…お母さん、忘れ物かな？」
「ごめーん忘れ物しちゃったー」
と言いながら母親が姿を見せるのを
想像していたが、予想は外れた。
父「……チッ。あー、イラつく。」
リビングの扉を乱暴に開けて入ってきたのは
顔を真っ赤にさせた父親。
鳥肌が立ったのを覚えている。
思わず、廿楽を背に隠すように前に出た。
きっとパチンコで損でもしたんだろう。
案の定、酒臭いその男は
無邪気に遊んでいる私達を視界に入れると、
頭をガシガシと掻きながら舌打ちをし、此方へ寄ってきた。
父「A。」
と、名前を呼ばれたのは覚えている。
その後の記憶は曖昧だ。
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Shiona(プロフ) - 菫さん» 返信が遅くなってしまい申し訳ございません。毎度コメントありがとうございます(*´ω`*)これから他の作品でもオリキャラ勢が登場する予定ですので、よろしくお願いします！ (5月26日 17時) (
レス) id: 146bf73b62 (このIDを非表示/違反報告)
菫(プロフ) - 遊馬きゅん！！♡ 前々作のキャラが再登場してくれるの需要しかないです！！次の更新楽しみにしています！ (2023年4月22日 12時) (レス) id: a9a6cb0fc5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Shiona
| 作成日時：2023年4月3日 11時
