第11話 ページ13
〜学園内・渡り廊下〜
あ、危なかった……
俺は無意識に全力疾走でアイツから逃げてきていた。
幸い、全クラス授業中だったので生徒や先生に会わずに逃げ切れた。
そんな事よりも、あいつが何か面倒事を起こさなければいいのだが。
今思うとアイツの言葉にイラッと来て結構むきになっていた気がする。
でもあの落雷攻撃は流石の俺でもくらったら即死レベルだったし正当防衛だ。
俺は何も悪くない。うん。
「さて、授業には出ないことを前提として、これからどうするか……」
図書室には図書委員もしくは顧問の先生が常駐しているし、
校庭の噴水広場や校内のリフレッシュルームにもサボり防止用に先生がいる。
屋上には戻りたくないし、だとすると大丈夫そうなのは…
「そうだ、裏庭にいこう」
そうだ、京都にいこうみたいなノリだが気にしない。
俺は裏庭へと向かった。
〜裏庭〜
裏庭に来てみると、意外と整備が行き届いていて
休み時間に過ごしたりするにはもってこいの場所だった。
花壇には色とりどりの花が咲き誇り、芝生も青々としていて小動物まで居る。
日常、動物姿のハクやルシを見る事は少ないため、
ここにいる動物たちは俺にとって最高の癒しになった。
ぶっちゃけ、かわいい。
俺はしゃがみこんでよってきたキツネをなでる。
そして、能力を発動させた。
これにより、俺は動物の思考を読み取って会話ができる。
キツネはなでられたのが心地よかったのか、俺に話しかけてきた。
「ねぇ、君は誰かから呼び出し受けてるの？」
「いや、ただのサボり」
「へーそうなの。告白とかイチャつく以外でこの裏庭に来た人は君が初めてだよ」
告白スポットというのは本当らしい。噂ではここで告白するとどんな恋愛も成就してしまうらしい。
まあどうでもいいが。
「あ、そうだお昼寝ならいい場所あるよ！」
「本当か？」
「うん！君のなで方が気持ちよかったからそのお礼。ついてきて！」
キツネの後を追っていくと、小さな湖が見えてきた。
そしていつの間にか周りは木々で囲まれた林になっている。
学園の敷地内らしいが、人間の手は行き届いていないようだ。
「ここだよ！きれいでしょ。この時間帯はあそこの木の上で寝るのが一番だよ」
とりあえず言われた木に登り、適当な枝を見つけてそこに幹を背もたれにして座ってみる。
結構居心地がいい。
「確かに、良い所だな」
「でしょ」
キツネは俺に膝の上で丸まり、俺も気が付くと眠りに落ちていた。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキーナンバー
8
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オタク(プロフ) - 中等部って中学生のことですか？ (2018年5月30日 19時) (
レス) id: 1d0e3e2d71 (このIDを非表示/違反報告)
抹茶アイス食べたい - リメイク前から読んでました！早く続きが読みたいです！これからも頑張ってください！ (2017年8月16日 13時) (レス) id: 3e47bafe36 (このIDを非表示/違反報告)
抹茶アイス食べたい - すっごく面白かったです! (2017年8月16日 12時) (レス) id: 3e47bafe36 (このIDを非表示/違反報告)
黒兎 - お久しぶりです！リメイクお疲れ様です。リメイク前から見てますが、リメイク前とリメイク後両方共面白いです！これからも頑張ってください！！！！ (2015年7月12日 1時) (レス) id: 73e5ad6ab6 (このIDを非表示/違反報告)
しろ - リメイクお疲れ様です( ´ ▽ ` )ﾉ更新頑張って下さい！ (2015年2月23日 19時) (レス) id: 7bf253cce0 (このIDを非表示/違反報告)
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