空想世界は現実世界にリンクする【あかがみんクラフト】

偏頭痛 ページ8

「ソーラさん！」


思わず大きな声を出して洞窟に私の声が響く。
急いでソーラさんに駆け寄ると、顔色は悪く冷や汗をかいていた。



前から来たスケルトンを倒してともさんも駆け寄ってくる。

と「ソーラ！大丈夫？」


焦った口調で問いかけるともさん。
こんなに焦ったともさんを見るのは画面越しでも見たことがなかった。




ソ「...実は偏頭痛持ちで...雨の日の低気圧が苦手で、体調が悪くなってしまうんです...
でも少し休めば治りますから、大丈夫...」



苦しそうに話すソーラさん。

先程までも無理して笑って振る舞っていたのかと思うと、もう少し早く気付いてあげられればと後悔が募る。



と「仲間置いて鉱石集めなんか出来る訳ないでしょ！
直ぐに拠点戻るよ、此処にいるのは危険だからね
ふわちゃん、疲れてるかもしれないけど走って戻ろう、早く休ませてあげないと危ないから」

「大丈夫です、それより急ぎましょう！」








ともさんがソーラさんをお姫様抱っこすると、私達は洞窟の入口に向かって走り出した。

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