雲り空 ページ17
それぞれのグループで作業を始める。
私達のグループは床造りをする事になった。
色や使う木材はソーラさんが考えておいてくれたらしい。
ソ「じゃあ始めようか(*´∀`)
床は白樺と原木をこういう風に並べて下さい〜」
ソーラさんが柔らかい声で指示を出したのを聞いて、私とクミさんは作業を始めた。
ーーー
『クミさん、ここって白樺で良いんだよね...?』
ク「うん、大丈夫」
クミさんに分からない所を教えてもらいつつ作業を進めながらちらっと横目でソーラさんを見ると、先程より少し顔色が悪いような気がした。
『ソーラさん大丈夫ですか?
少し顔色が悪いです...』
ソーラさんの横に駆け寄り声を掛けると、少し苦しそうな声でソーラさんが答える。
ソ「ごめんなさい、大丈夫...
少し空が曇ってきたからかな、そんなに酷くはないから...」
上を見上げると、先程よりも空は曇っている。
今にも雨が降りだしそうな雨雲、という訳ではないが、無理をして作業を続けるより休んだ方が良い。
『でも無理は...』
無理はしないで下さい、と続けようとした時、ソーラさんの身体が前に傾く。
間一髪でソーラさんを受け止めたのはクミさん。
クミさんもソーラさんの異変には気付いていたみたい。
ク「危ない...大丈夫?」
ソ「...ごめん、ちょっと立ち眩みがしただけ、だから...」
ク「無理はダメ、悪化するでしょ...?
A、とも呼んで来て」
『はい!
ソーラさんお願いしますね...!』
私はともさん達が作業をしている拠点地の奥の方に向かって走り出した。
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ゆあり(プロフ) - 今日初めて読みました!とても面白かったのでもしかしたら望みは薄いかもしれませんが、続きを楽しみに待っています! (2023年4月19日 21時) (レス) @page20 id: 6b156802b6 (このIDを非表示/違反報告)
リン(プロフ) - 白餅さん» 読みますよ!読みまくるよ!w いつでも待ってます! (2016年8月9日 21時) (レス) id: 8cdb549fb7 (このIDを非表示/違反報告)
白餅 - リンさん» ありがとうございます!とても嬉しいです〜(*´∀`)これからも更新頑張るので、読んで頂けたら嬉しいです! (2016年8月9日 21時) (レス) id: c5f161e090 (このIDを非表示/違反報告)
リン(プロフ) - 今日読み始めたのですが面白くてよかったです!更新楽しみに待ってます♪ (2016年8月9日 21時) (レス) id: 8cdb549fb7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:白餅 | 作成日時:2016年7月25日 15時