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速さ勝負です」
_______________
(先輩side)
「っんとに、この作戦で行く気か！？」
「あー、ほんと、オタクらには申し訳ないけど……。
まぁ、悪い作戦ではないんじゃないか？」
「無茶だろう！？ それに人質の安全も……！」
「その点は信頼していいと思いますよ。アイツなりの根拠もあるだろうし」
「そんな適当な……！」
「ああ、合図だ。
行くぞお前ら！30秒後に二手に別れて突入！
………大丈夫、信用してやってください。
あんな怪しいナリしてても優秀な後輩なんで」
_______________
(クロゥside)
警察とも連携を取り、敵に気取られないよう離れた場所から現場のビルを観察する。
……窓に見張り数人と、床に座らせられている人質が8……9人ほど。そして、それに銃を向けているのが2人……。
「まずはあの2人だな……」
双眼鏡をしまい、先輩たちに分かるように作戦決行の合図を送る。
「何か異変があればすぐに伝えてください」
通信機を通して監視に協力してもらっている警官に伝え、
クロゥは両腕に個性を発現させ、空へ舞い上がる。
_______________作戦、開始だ。
36話.突入 ページ38
.
「突入って言ったって作戦は？」
一斉にこちらを向く視線に、クロゥは一呼吸の間目を瞑り、脳内で組み立てた作戦を見つめ直す。
「まず、事実現状を確認します。
敵は複数犯、現場周辺でも事件事故が起こっているのでこれ以上のヒーローの応援はあまり期待できない。
そして一番最悪なのが、立て篭っている敵が上に逃げる可能性があること。
事件発生現場がビルの中腹辺りになっている事が仇になっています。
強盗に入りづらい分、入られた時の対処が難しい。
………ですので、
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(先輩side)
「っんとに、この作戦で行く気か！？」
「あー、ほんと、オタクらには申し訳ないけど……。
まぁ、悪い作戦ではないんじゃないか？」
「無茶だろう！？ それに人質の安全も……！」
「その点は信頼していいと思いますよ。アイツなりの根拠もあるだろうし」
「そんな適当な……！」
「ああ、合図だ。
行くぞお前ら！30秒後に二手に別れて突入！
………大丈夫、信用してやってください。
あんな怪しいナリしてても優秀な後輩なんで」
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(クロゥside)
警察とも連携を取り、敵に気取られないよう離れた場所から現場のビルを観察する。
……窓に見張り数人と、床に座らせられている人質が8……9人ほど。そして、それに銃を向けているのが2人……。
「まずはあの2人だな……」
双眼鏡をしまい、先輩たちに分かるように作戦決行の合図を送る。
「何か異変があればすぐに伝えてください」
通信機を通して監視に協力してもらっている警官に伝え、
クロゥは両腕に個性を発現させ、空へ舞い上がる。
_______________作戦、開始だ。
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作者名：上白糖 | 作成日時：2019年8月23日 14時
