5話 ページ7
1時間目、2時間目、3時間目、4時間目…と順調に終わり昼休みになった。
私達は弁当を持って屋上へ向かう。
ガチャっと開ければ既に2年以外の仲良しグループ達が待っていた。
2年以外…というのは1年生の甲斐田くん、長尾くん、弦月くん…そして3年生の加賀美先輩達のことだ。
皆で丸を作ってご飯を食べ始める。
因みに屋上は本来立ち入り禁止だが私たちが教室で食べていると廊下に人集りが出来てしまうので特別に避難場所としてカギが渡されているのだ。
イケメン効果で静かにご飯を食べれるのは正直嬉しい。
鍵の管理は勿論、生徒会長をしている加賀美先輩。
もくもくと食べながらぼーっとしていれば横から箸が伸びてきて卵焼きが攫われる。
「あっ!」
と気づいた時には遅くて既に隣にいる不破くんの口の中に入っていた。
「ちょ、不破くん!!私の卵焼き!!!」
「もう腹ん中やからな!」
「はぁ〜?!」
そんな風にワイワイ騒いでいればいつの間にか昼休み終了10分前で急いでお弁当を食べる。
不破くんのせいで味分からない状態で胃に入っていった…。
そんなことを考えながら不破くんを見ればニコニコ笑顔でピースされた。
やめろ、天然かよ。
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Ohata(プロフ) - 更新待ってます!!大好き!! (2月4日 17時) (レス) @page15 id: 6c4593a5ce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:蒼良 | 作成日時:2024年1月30日 21時