【2j3j】伊吹さんは超鈍感。【学パロ】

12話 ページ14

次の日、学校に行けば皆が心配してくれて思わず頬が緩んだ。


今日は無事に5時間目を終え、現在は6時間目。

どうやら遠足の行き場所を決めるらしい。


遠足と言っても修学旅行の前準備として集団行動の練習をするだけなので遠出はしない。

席が近い為皆で少しだけ椅子を詰めてスマホで調べる。


「Aちゃんと遥ちゃんどこ行きたいとかある？」


不破くんの質問に「特にないかなぁ」と答えれば遥が言いにくそうに手を上げる。


「わ、私！ここ行きたい…」


そう言って遥の可愛らしいスマホに映っていたのは水族館の写真だった。

チョイス可愛いなぁなんて思っていれば


「ここなら行きやすいしいいかもね」

「この日は…やってるね。チケットとる？」


と、どんどんとテンポよく話が進んでいく。

私はそんな様子を見て「やっぱお出掛け慣れしてるなぁ」なんて思いながら水族館のホームページを見た。

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