検索窓
今日:5 hit、昨日:9 hit、合計:42,251 hit

11話 ページ13

「突然フラフラしだすからビビったわ」


そう言って笑う葛葉に「運んでくれてありがとう」と言えば「意識あったん?」と聞かれる。

それに対し首を振って匂いが葛葉だったと言えば少しだけ黙ってしまう。


それを見てやばっと思う。

いくら幼馴染とはいえ突然「匂いで葛葉ってわかったよ」なんて言われたら恐怖でしかないだろう。


慌てて謝ろうとすればそれよりも先に叶が目線を合わせて肩を掴んでくる。


「いい?A。そんなこと僕達以外に言っちゃダメだよ?」

「う、うん。ごめん、キモかったよね」

「いや、そうじゃねぇけど…色々あぶねぇと言うか…」


危ないって何が?なんて思っていれば葛葉が私の鞄を持っているのに気づく。

聞けば既に放課後らしく一緒に帰るために迎えに来てくれたらしい。


お礼を言ってから保健室の先生に帰る許可を貰い駅へ向かう。

因みに鞄は受け取ろうとしたが身長差を利用され家まで持たせてくれなかった。

12話→←10話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (96 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
653人がお気に入り
設定タグ:2j3j , 逆ハー , 愛され
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

Ohata(プロフ) - 更新待ってます!!大好き!! (2月4日 17時) (レス) @page15 id: 6c4593a5ce (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:蒼良 | 作成日時:2024年1月30日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。