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10話 ページ12
目を覚ますと保健室特有の匂いが鼻を掠めた。
まだぼーっとする頭で保健室に来た経緯を思い出す。
あぁ、あれだ。
意識飛びかけてたところを(多分)葛葉が保健室に連れてきてくれたんだ…。
後でお礼言っとこ…なんて考えていればがらがらっと扉の開く音が聞こえた。
「
「職員室にでも行ってんじゃね？」
そんな声が聞こえてきて妙に安心する。
のそりと起き上がればタイミングよくカーテンが開けられる。
「！！…A〜〜！！！！大丈夫？！！」
ぎゅっと抱きつかれて思わず驚く。
まぁすぐ隣で幼馴染が気ぃ失いそうだったらビビるよなぁ…なんて思いながら抱き締め返して「大丈夫だよ」と言う。
その言葉に満足したのかふにゃっと可愛らしい笑顔を浮かべる遥に思わず私も頬を緩めてしまった。
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Ohata(プロフ) - 更新待ってます！！大好き！！ (2月4日 17時) (
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作者名：蒼良 | 作成日時：2024年1月30日 21時
