◆第3話 透視水晶◆ ページ7
「アンジュ、そこに座りなさい」
お姉様に促されるまま、
私の部屋にある椅子と色違いの椅子に
座った。
この机は私の部屋にあるのより
大きいな。
お姉様は私の隣の椅子に座った。
「ちょっと今日おかしいのよね…
占いの結果も、透視水晶の様子も
それで貴女をここで匿っておこうと
思ってね…」
エルフィお姉様は占いとかが
大好きで、とっても物知り。
「アンジュ、貴女ヘンなヤツに
会ったでしょ」
「…うん、何で知ってるの?」
「透視水晶よ、これは何でも見える
特殊なシロモノだから
多分あれは無害だと思うけれど…
それ以外にも色々映ったから…」
お姉様は私の前に小さなプレゼント?
みたいな箱を出した。
「それ、常に持っていなさい
透視水晶のペンダント…小さいから
あまりハッキリは見えないけれど、
むごすぎるものも見えないから
ちょうどいいわね」
箱を開けると、独特の透明な不思議な
色の水晶が鎖に着いていた。
「…つけてあげましょうか」
お姉様は立ち上がり、箱から
ペンダントを取ると着けてくれた。
「わぁ…ありがとう…」
「いいのよ、私は貴女の姉ですもの
例え血が繋がっていなくてもね、
心の繋がりが大切なのよ」
お姉様は優しく頭を撫でてくれた。
「双子は変わってるから解りにくい
けど、貴女を家族だと思ってる…
シュシュお姉様は、姉妹全員が
嫌いな様だけど」
「…どうして?」
「お父様が大好きだからよ、
だから私達二人みたいに他所から
来た娘も気に入らないし、
血が繋がっていても双子も嫌い
それくらいお父様が大好きなのよ」
あまりわからなかったけど、
お父様が好きなのはよくわかった。
「難しかったのなら、考えなくて
いいのよ、まだ貴女には早いわ
…おやつ、食べましょうか」
「…!うん…!」
それから私はエルフィお姉様と
一緒におやつを食べた。
それからは一緒に本を読んだ。
夕御飯は、お姉様が私の分も部屋に
運ぶ様に言ってくれたので、
部屋で食べた。
「お姉様…お風呂は?」
「夜中に一緒に行きましょう、
人が起きてる間は危険だわ」
「…?」
全然意味がわからなかった。
何故だかわからないけど、
お風呂は夜中になった。
これからとどうしよう?
私はお風呂に入るまでどうしようと
悩んだ。
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エンペラーペンペン(プロフ) - ルピナスさん» ぜひぜひ!! (2015年12月1日 18時) (レス) id: 8c10b4530f (このIDを非表示/違反報告)
ルピナス(プロフ) - エンペラーペンペンさん» ありがとうございます!コメント励みになりました(*´∀`)よければ新作の方もよろしくお願いします!! (2015年12月1日 0時) (レス) id: 35fc5792f6 (このIDを非表示/違反報告)
エンペラーペンペン(プロフ) - 完結おめでとうございますッッ!! (2015年11月30日 18時) (レス) id: 8c10b4530f (このIDを非表示/違反報告)
ルピナス(プロフ) - エンペラーペンペンさん» ありがとうございます(*´ー`*)更新トロくて申し訳ないですorz (2015年10月17日 19時) (レス) id: 35fc5792f6 (このIDを非表示/違反報告)
エンペラーペンペン(プロフ) - ヤバヤバ面白すぎデス(*´・ω・`)b (2015年10月17日 17時) (レス) id: 8c10b4530f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ルピナス | 作成日時:2015年9月12日 19時