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◆第2話 沢山のおかしさ◆ ページ6

 
 
「おはよう、私達の姉妹アンジュ」
「おはよう、私達の末っ子アンジュ」

「…おはよう…ございます」

年上の姉妹。双子のお姉様方。
リュネットお姉様が双子の上の方で、
ショコラお姉様が双子の下の方。

いつもお人形さんを持ち歩いている。
持ってるものは毎日変わってる。

「貴方達、早く座って朝食を食べなさい」

冷たい声がした。
お姉様方の後ろに、一番年上のお姉様。

シュシュお姉様…。いつも
ピリピリしてるけど、お父様の前だけ
では楽しそうにしてる。

「はーい」
「はーい」

双子のお姉様は一緒に返事をして
席についた。
私も続いて席について、一緒に
食事をした。


「…ごちそうさまでした」

食べるのがまた私が一番遅かった。
一番目のお姉様はもう部屋に戻ってた。

「初めはゆっくりで大丈夫」
「よく噛んで食べないとよ」

「ありがとう、ございます…」

双子のお姉様達に励まして貰った。
私は部屋に戻ることにした。



「…あ」

「あら、アンジュ」

1つ上のエルフィお姉様。
普段は部屋から一切でないのに…。
いつもご飯の時間も部屋に運んで貰って
全然話せていない。

「ちょうどよかったわアンジュ、
今から用意をして私の部屋に来なさい
着替えやお菓子、その他にも大切な物
全部持ってきなさい」

それだけ言ってお姉様は部屋に
戻っていった。

どうしてだろう…?
お出かけするんだろうか?あの
トジコモリのお姉様が?

私は自分の部屋に向かった。

「…用意…」

どうしよう。用意するべき?
お父様はお姉様のいうことはあんまり
おかしすぎること以外聞けって
言ってたから聞こう。

…おかしすぎることに入らないよね。

とりあえず私は大切な物を閉まってある
宝箱を開けた。

鏡がついている宝箱、お父様がくれた。
私はその鏡を見て固まってしまった。

「やぁ、また会えたね末っ子ちゃん」

「……」

「あれー?驚いた?まぁそうだね
じゃあ時間もないし1つ、
教えといてあげるよ、

俺は君が鏡、水面何かのウツル所に
呼びかけてくれれば出てこれるよ
じゃあね、忘れんぼうの末っ子ちゃん」

鏡にウツッタその人は、鏡が波打つと
消えていって、ぽかんとした
私の顔が鏡に映った。

…とても面白かったけど、今は
早く用意しないと。



用意したものを丈夫なリュックと
丈夫で高そうなポシェットに
しまって、それを持ってお姉様の
家に向かった。

コンコンと扉を叩くと、
お姉様にスッと手を引っ張られて
部屋に入れられた。

◆第3話 透視水晶◆→←◆第1話 きらきらの雲◆



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作品ジャンル:ホラー, オリジナル作品
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エンペラーペンペン(プロフ) - ルピナスさん» ぜひぜひ!! (2015年12月1日 18時) (レス) id: 8c10b4530f (このIDを非表示/違反報告)
ルピナス(プロフ) - エンペラーペンペンさん» ありがとうございます!コメント励みになりました(*´∀`)よければ新作の方もよろしくお願いします!! (2015年12月1日 0時) (レス) id: 35fc5792f6 (このIDを非表示/違反報告)
エンペラーペンペン(プロフ) - 完結おめでとうございますッッ!! (2015年11月30日 18時) (レス) id: 8c10b4530f (このIDを非表示/違反報告)
ルピナス(プロフ) - エンペラーペンペンさん» ありがとうございます(*´ー`*)更新トロくて申し訳ないですorz (2015年10月17日 19時) (レス) id: 35fc5792f6 (このIDを非表示/違反報告)
エンペラーペンペン(プロフ) - ヤバヤバ面白すぎデス(*´・ω・`)b (2015年10月17日 17時) (レス) id: 8c10b4530f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ルピナス | 作成日時:2015年9月12日 19時

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