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11つき ページ11
好きが言えない関係がこんなにも苦しいなんて思わなかった
『げほっ…げほっ…』
坂田「大丈夫？風邪引いた？」
『そうかも…頭もクラクラするし…寝ててもええかな…』
坂田「あとでおかゆ持ってってあげる」
『ありがとー…』
俺の料理を不味いって言いながら食べてたのに
ほんまにお前は俺のこと好きなんか？って不安にさせるくらい塩だったのに
『さかたぁ…僕苦しい…かもっ…げほっ…』
坂田「救急車呼んだ方がええか？」
『お願い…けっこ…いたいっ、し…』
本当は美味しいのに褒めたらこれ以上美味しいものが出ないからとか変なこと考えてたのに
好きって言うのが恥ずかしいとかこっちまで恥ずかしくさせてたのに
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