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「...ん..、」
あれからいつの間に寝てしまったみたいだ。床に座ったまま寝ていたから随分冷えたんじゃないかと思ったけれど、肩までかかったブランケットのお陰で身体はぽかぽかと温まっていた。
あれ？ブランケットなんてかけたっけ。
『おはよ』
「...おはよ？」
背後から降ってきた声に振り返ると、コーヒーを手にしたゆんぎが立っていた。
「あれ、」
『随分気持ちよさそうだっからそのまま寝かしといた』
「ゆんぎいつ起きたの」
『10分前ぐらい』
「そっか」
『つか、お前意外と寂しがり屋なんだな』
「...寂しがり？なんのこと？」
『俺の手握ってたじゃん』
「はぁ...？手握ってきたのゆんぎなんですけど」
『は？』
そんな驚いたように目見開いても、絶対に忘れたとは言わせない。
「こっちがは？だよ」
『俺が、お前の？』
「うん、完全に寝ぼけてたけどね」
『お前...フィクションも大概にしとけよ』
「ノンフィクションだよ」
まあこうなることは薄々分かっていたにしても、さっきの私の無駄なドキドキを返して欲しい。本当に。
「...まあいいや、私帰る」
『朝飯作るけど』
「もう昼だよ」
『じゃ昼飯』
「うん」
『食ってけば？』
「いい」
『なに、用事でもあんの』
「ないけど」
『じゃ食ってけ』
「2人分作るの面倒くさいでしょ」
『別に変わんなくね？』
「...まあ、ゆんぎがそう言うならいいけどさ」
『あとパンの消費期限今日だし』
やっぱりこの人、1回ぐらい叩いても許される気がする。
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秋良(プロフ) - お返事いただき感謝です。250字では表せない位素敵な作品で他の作品も凄く大好きです＾＾季節の変わり目ですのでお身体ご自愛くださいね。 (2021年3月6日 14時) (
レス) id: 182bc41aa4 (このIDを非表示/違反報告)
天(プロフ) - 秋良さん» 秋良さん、こちらこそコメントありがとうございます！気長にお待ちいただけたら嬉しいです(*´`*) (2021年3月6日 12時) (レス) id: 6f2734bf2f (このIDを非表示/違反報告)
秋良(プロフ) - 素敵な作品をありがとうございます。次回作も楽しみにしてます。 (2021年3月6日 1時) (レス) id: 182bc41aa4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：天
| 作者ホームページ：https://twitter.com/_sora_way
作成日時：2021年2月23日 21時
