元BTSで現TWICEのメンバーです。4 (ページ23)

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28-6 好きだからページ23

撮影を終えて楽屋に行く途中にオッパに呼ばれて
みんなと離れてオッパの元に

LI「おめでとう」

イファ「ありがとう！正月は実家に戻る？」

LI「あぁ。明日宿舎まで車で迎えに行くよ」

2人で廊下で話していると

JK「ヒョン、イファ借りてもいい？」

イファ「......ジョングク」

LI「あぁ。じゃあ、イファまた明日」

にこって笑ったオッパは
私の頭を撫でて楽屋に戻っていった

2人で歩いて空いている部屋に入る
少しの間無言になって口を開いたのはジョングクだった

JK「あのさ、、俺さ、、、やっぱりお前が好きなんだよ」

好き
何回目かのその言葉も
今はただ苦しいだけで

JK「俺は、仕事もイファも失いたくない。無理だってわかってる。それでも、好きだから」

イファ「私もどっちも犠牲にできない」

JK「どうすればいいかなんてわからない。でも、、こんな風に、たまにでいい、イファと会いたい」

そういって、ぎゅっと握られた右手
ジョングクの手がこんなに大きいことは、今まで気づかなかった

JK「傷つけるかもしれない、苦しめるかもしれない。でも、会える時だけでも、2人でこうやって話したい」

イファ「ジョングク.....」

JK「弱虫なだけだけど、付き合ってなんてそんなこと言えないんだ。怖いから....それにそれこそイファを苦しめることになるから。けど、、イファが離れて行くのは嫌なんだ」

わがままいってごめん
そう言いながら強く握られた手は、さっきよりも小さく感じた

頼もしかったり、弱かったり
いろんな表情を見れる私はきっと幸せ者で

イファ「わがままなのは私だよ。こうやって2人でいるのがすごく嬉しい。離れたくないのは私も同じだよ」

JK「....キス...してもいい？」

イファ「そういうのは、聞かない方が良いと思うけど」

JK「....うるさい」

目を瞑ると、すぐに唇に柔らかい感触。
触れるだけの優しいキスがなぜか暖かくて
もう戻らなきゃいけないのに
離れたくなくて
心地よくて、ずっとこのままで
なんて思ってしまった

「イファって、キス初めて？」

「えっと」

「違うの？！」

「まぁアメリカではさ？」

「モテるのは知ってるけどさ」

「じゃあ、ジョングクは初めてなの？」

「したいと思ったのは初めて」

「ってことはしたことあるんじゃん」

「いや、そりゃ俺だってもう21なわけだから」

「ふふ。でも本気で好きになったのは初めてだから」

「俺も」